THE WELBECK GALLERY

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    Henry in London / November 2008
    CATEGORY:GALLERY

    W11のAPART。先日のHouse of Yamakeの施工風景。ど真中にいるのがHenryだ。こいつもかなり長くAPARTで働いており、当然のことながらノーメンテ。しかし、必要な時に必ず登場するので信頼も厚いのだろうというところだ。

    THE WELBECK GALLERYでは今の時期を「アドヴェント」と呼んでいるために、年末というか師走意識は希薄に聞こえるかもしれないが、年賀状や年明け早々のスケジュールなどすでにかなり前から年末モードであることは事実だ。

    年末と言えば、掃除用品がやたらと売れる時期でもある。きれいな掃除機で新年を迎えるというよりも、今年こそは真剣に家の中をキレイにしたいとおっしゃる方が、年末により強力なマシンを求めて家電量販店に出かけるというものである。

    日本は家電王国ということはこのDIARYでも度々触れているが、残念なことに、そのプロダクト・マーケティングの中心的テーマはいつの時代も「旬な性能」。ダニやハウスシックが話題になればそれに強いということをうたったプロダクトがリリースされ、集塵力勝負となれば、サイクロン方式などがあわててリリースされる。結果、日本国内の各家電ブランドにはそれぞれのブランド毎の決定的な強さがないように思える。例えば、「壊れないと言えば○○よね?」や「吸引力といえば、モーターが毎年強力な○○よね?」なんてことはない。なので、掃除機というプロダクトは他の家電と同じく「ブランド・スイッチ」が激しく発生するカテゴリーだ。

    そんなことをやっているうちに、最も犠牲になっているのはデザイン。各ブランドともに素晴らしいインハウス・デザイナーが存在するが、いつも旬な性能を中心とした議論の前に、性能を前面に押し出したデザインを求められているのである。結果、純粋に掃除機をデザインする海外ブランドに簡単に追い込まれるという状況だ。

    こういういい方をすれば、まるで海外製の掃除機が見た目のデザインだけで勝負しているように思うかも知れないが、誤解のないように。海外ブランドの掃除機は実に様々なカテゴリーとセグメントが存在し、高級掃除機となると日本円で普通に30万円以下では買えない値段だ。

    話はまわりまわったが、Henry。このプロダクトは元々業務用の掃除機の意匠のみを小変更したもの。オリジナルモデルはHenryについている顔がないだけといっても過言ではない。

    1200Wの強力モーターと集塵力。昨年のモデルチェンジでモーターも一新。低いトーンの排気音が魅力だ。高周波サウンドに嫌気のさした方、旬な性能が古くなった頃に何度となく掃除機を買い替えている皆様、そろそろ、英国製の普通の掃除機を1200Wではあり得ない価格で購入するというのも検討の余地があるのではないだろうか。