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    情報 vs. 読書
    CATEGORY:2015

    今年5月に始めた新しいチャレンジ。

    「情報 vs. 読書」の戦いに決着をつけるための活動である。



    「え、知らないの?」という「問い」とも「嘲笑」とも言えない言葉。

    これはこれでなかなか嫌なものである。
    顔では涼しい表情をキープしながらも、心の中で「チッ」と舌打ち。そんな経験がある方も多いと思う。

    面白いことに、学術の世界に生きる人々は「ご存じありませんか?」という問いかけに対して自信を持って「知らない」と言う。そう。知らないものは知らないのだ。別の角度から見た場合、「知る必要のないものについて」知る必要がないことを知っているのである。

    実際に必要な勉強と知識の積み上げを行おうとすると、いかに自分が持っている時間が限られているかが分かってくる。ある意味、知る必要のないものに割いている時間はないのだ。

    さて、私の経験では「え、知らないの?」とおっしゃる方の多くが「テレビをよく観ている」であったり、最近ではインターネットのニュースや多数のメルマガ登録を行っているなど、情報の収集に非常に多くの時間を割いている方であるように思う。

    そんなこともあり、私自身、しばらくの間主要経済誌(紙)のメルマガ登録を行い、自動的に入っている情報に目を通してみることにした。

    まず、送られてくるメールの半分以上が何かを販売する目的で送られてくるプロモーションメールである。販売したいものは、ゆったりくつろげる温泉旅行から、会社の基幹システムまで様々。恐らくメルマガ設定でこのテをメールを受け取らなくてよいようなことが可能かも知れないが、「普通」に登録した場合、経済誌のメルマガは宣伝・広告が全体の半分を占めるということは間違いではない。


    次に、まともな「はず」のニュース記事。
    派手な見出しとともに送られてくるメールを約1年前から一応目を通してきたが、賞味期間約2か月ほどの新しい言葉が躍るものが多く、その他は経済事件またはM&A、訴訟など経済関連ではあるが基本的に対象の異なるワイドショー的な要素のものであった。

    この時点で私の中には「ひょっとしたら、評価の低いものばかりを選択してしまっただけであって、実はもっと質の高い情報を扱うものもあったかも?」という意識が芽生えはじめた。しかし、だ、私が登録したものは、例えば就活生の意識の高い人ならおそらく全員がアサインするものでもあるし、権威という意味では新聞にせよ雑誌にせよそこそこのものであったと思う。


    結局、このメルマガ記事メールについては登録から約半年を過ぎたあたりからほとんど開かなくなってしまい、最近ではメールのタイトルを見るだけで「相変わらずだなぁ」と少し愛嬌を感じるまでに至った。

    さて、そんなことをやっている中で、「え、知らないの?」と言われ、知らなかった情報のほとんどが、私にとっては仕事においても個人の生活にとっても知る必要のないものであると一つの結論に達し、「では、もともとの私のスタンスであった、とことん深める知識とその研鑽に集中しよう」ということになった。

    そんなわけで、写真にある、ある著書の書名索引中の全て書物について可能であれば2015年中に読破する活動を開始した。この書名索引は経営戦略とその歴史にまつわるマイルストーン的書物であり、合計で97冊。うちラッキーなことに日本語で読めるものが95冊、残り2冊のみが英語版である。


    本活動の開始が5月で、今のところ20冊まで進んで来た。本代はまあまあかかるものの、年寄になってからまとめて全集を買うようなことからすれば、少しずつ読み進めるというこのダイナミズムは、私にとってよいレジャーにもなっている。


    長くなったがタイトルについての私の考えを述べよう。


    「え、知らないの?」の知らないことは、


    1.「タダで入手できる」情報がほとんどである。
    2.知ったところで数分の会話をつなぐ程度の「話題」がほとんどである。
    3.知っていて得をするようなことはほとんどない情報である。
      (情報の質そのものがあまり良いものではない)


    ということで、最新でいる「つもり」が最も危ないということは分かっていただけたと思う。

    読書好きの皆さん、情報 vs. 読書は読書が勝利すると思われる。なので、限られた時間は情報をとることに費やすのではなく、読書に費やし、むしろ、情報が必要な時に正確な判断ができるようになろう。



    2015年9月8日 追記

    先日、私のブックメイト(読書友達)の一人とこの件について議論したところ、
    その友人があっさりと、、、


    「まあ、しょせんメディアですから」


    の一言。



    持つべきものは友と言うが、ブックメイトはやはり特別な存在であることをあらためて知った。