THE WELBECK GALLERY

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    THE WELBECK GALLERY EXHIBITION PRODUCT UK 1 : Henry 終了御礼

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    THE WELBECK GALLERY EXHIBITION PRODUCT UK 1 : Day 2 「プロダクト選びの本質」
    CATEGORY:GALLERY

    PRODUCT UK1の2日目。実質次の日曜日までエキシビションは続くのでまだまだ始まったところという感じがする。

    Made in UK、元来業務用、高出力、見た目かわいい、、、などHenryというプロダクトを他の掃除機と差別化するための、それこそ「キャッチー」な言葉はたくさん存在する。しかしそれらはHenryの本質をついた言葉ではないとgovernor自身感じている。

    私が初めてHenryと出会ったのは1999年。Welbeck Street 26番地に住んでいる時の事。そのフラットのLand Lady(大家さん)はフラットのBasement(地下)とGround Floor(1階)でTHE WELBECK HOSPITALという病院だった。「掃除機が必要だったらいつでも言って」と言われていたので、ある日掃除機を借りに1階の病院へ行ってみると、奥から出てきたのがこのHenryだった。

    この時、私自身「顔のついた掃除機か」という程度の認識しかこのHenryにはなかったが、そこから今回のエキシビションにつながる自分の中での出来事が起る。

    友人の家、呼ばれたオフィス、たまたま座ったレストラン。ほとんど全ての場所にこのHenryが登場するのである。圧倒的なシェアとはこのことで、これはごく最近になってロンドンへ出かける時も今なお続いている現象である。どこへ行ってもこれなのだ。

    私はこれだけ生活に長い間とけ込んでいるものも見たことがない。例えば、日本国内で「どこへ行ってもこれ」という強烈なプロダクトに出会ったことがあるだろうか?私としてはそれに近いものとしてホンダのスーパーカブがかろうじて挙げることが可能だと感じているが、しかし、カブが全ての家庭にあるわけではないので、残念ながらこの問いの答えにはならないと感じている。

    私は、この話には実はプロダクト選びの本質が隠されていると考えている。

    Henryの後にはそれこそ、Henryでは達成できないことを打ち出したプロダクトが存在したはずだ。しかし、Henryの牙城は崩せない。そこには人々の意識の中に「Henryで十分」ということが以外と大きな位置を占めているからであると言える。実際にHenry自身も英国アレルギー財団の承認を受けた上位モデルなどをリリースしているが、こうしたHenry派生モデルの多くがHenryより短いサイクルで消滅している。*耐アレルギーモデルは現在でも購入可能

    ここに英国人のプロダクトとのつきあい方の本質がある。誰でも最新モデルには興味がある。しかし、「当時最新」を後で憂うより、最初から永くつきあえるものを選択するのである。その条件として壊れないもの、機能低下が経年変化で簡単におこらないもの、壊れても修理出来るものなどが重要視される傾向にある。

    *ここで問題。
    これまであなたが処分した家電製品。その理由とはなんだっただろうか?これを考えるだけでも今後のプロダクト選びに十分参考になる答えが見つかると思う。


    そんなひとりひとりの選択が、現存するプロダクトの数を長い期間をかけて増やしていくのである。これは発売初日に行列をつくらせるやり方とは全く異なるものであることを付け加えておこう。



    さて、THE WELBECK GALLERYとしては、ここに集まってくださる顧客の皆様に対して、少しでもお役に立てればと常に考えている。その中でもこうしたプロダクト選びの本質に触れることができるプロダクトが少ないのが現状だが、今回のような集中展示を通じて皆様とまたいろんなお話ができることが楽しみでもある。