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    HENRY
    THE BLACK SENSE / Japanese "Sensu" Fan / THE WELBECK GALLERY / Kyoto, Japan / 2007
    MADE IN BRITAIN

    07/02
    Mon

    RA125 - Suzuki Motor Co. - Hamamatsu, Japan / 1986
    CATEGORY:GOVERNOR

    すみません。Governorです。個人趣味と言われても仕方がないですが、工業製品という観点から少しお話を。

    スズキのRA125です。兄弟車にRH250というものがありますが、この2つのトレールモデルは同社のモトクロスレーサーRMのレプリカとして発売されました。何をするにも過激なスズキはRG250γを市場投入し、当時の遠慮しがちなレプリカ市場に「やるならどんどんやりましょうしょうよ」と一石を投じました。その後80年代後半から90年代にかけての約10年間当時のグランプリ仕様そのままのルックスのレーサーレプリカが時代を彩ったのです。

    RA125/RH250についてはロードがメインだったレプリカ路線をオフロードにも持ち込んだ試みであり、その後国内のすべてのメジャーがこの手法を踏襲します。

    特徴としては2ストローク車の決定的弱点であった熱対策のためにエンジンは水冷化。当然ラジエター装備となり、当時のモトクロス車は車重マスの集中のためにラジエターは燃料タンクのすぐ前に縦長のものを装備しました。そのラジエターを囲む「シュラウド」というカバーがこの年代のオフロード車の意匠の特徴でもあります。

    また、足回りが重要とされるモトクロスの世界でストロークが長くなった前後ショックとリンク式リアショックが実戦投入され、当然レプリカたる市販車にも同じような機構のものが投入されました。

    見た目の問題として、ゼッケンプレートがあります。公道を走るクルマとしては当然ライトなどの灯火類が必要です。そのため各社ともゼッケンプレート付きライトカバーを搭載。車体横にもゼッケンプレート風のカバーがつきます。
    最後に色。現在でもコーポレートカラーという考え方は存在しますが、当時はよりそれらが鮮明でした。理由はいろいろ考えられますが、近年ではスポンサーを気にしなければならない事情などが存在し、コーポレートカラーが目立たなくなっていることも事実であると思われます。

    ちなみに大雑把に国内メジャーのコーポレートカラーを紹介すると、スズキは黄色。ホンダは赤。ヤマハは白。カワサキはミドリでヤマハは途中でブルーになってしまいましたが、それ以外は変わっておりません。

    先日、ロンドンに行った際に地元のバイク好き達がこのコーポレートカラーの問題について非常に嘆いていました。

    「昔のレース車はかっこよかった。今は銀行のロゴや保険会社のロゴ。そんなところが走らせるマシンに『銀行がんばれー』って応援する気にはなれない」