THE WELBECK GALLERY

CONTROLHOMETHE WELBECK GALLERYDIARYPRODUCTSSHOPPING CONTACT

11/03
Tue

ヒアリング
CATEGORY:GOVERNOR

急に寒くなりましたがいかがお過ごしでしょうか?
THE WELBECK GALLERYは9月の段階で冬物衣料の大きなところを既に販売してしまっていたため、ニットなどで少し冬は感じるものの、なんとなく季節感のないギャラリー展示となっています。

*とは言え、ニット、小物、プレゼントなど様々なプロダクトがあなたをお待ちしておりますので、どうかご心配なく!

さて、今日のお話。「ヒアリング」。

御用聞きという言葉があるが、商店などを営む方々にとっては得意先のニーズに応えることのきっかけになる重要な活動のひとつであり、お得意様の御用聞きに徹することに誇りを感じている方々も大勢いらっしゃると思う。

私はこの御用聞きということばが大好きで、いつもご愛顧くださる顧客の皆様のご要望を何かのきっかけで聞けることは非常に嬉しいと感じている。

ただし、御用聞きは商店などとそこの顧客の関係が既にあって、お互いによく事情の分ったもの同士が、他では達成しえない課題に向かうというニュアンスを含むものと私自身は考えている。

最近、ソリューション(問題解決)やご提案という形で実に様々な営業活動が行われているが、そこでよく聞く言葉が今日のテーマ「ヒアリング」だ。

現在の私は「ヒアリング」という言葉を、「公に事情を聞く」という感覚で捉えている。少々大げさな例で言えば、公聴会のようなものと言えばご理解いただけるだろうか。

しかし、私もこの感覚に至る前は、提案とヒアリングはセットのようなもので的を得た提案を行う為に「ヒアリング」は欠かせないと考えていた。

しかし、しかし、だ。
ある老舗企業の取締役にそれこそ提案という名の「ヒアリング」を行おうとして、私はかなりの勢いでその方から「叱られ」た。

理由はこうだ。

『提案をしたいと言って来ているのは君で、その提案をきくために私は時間を割いたのに、なぜ君は提案をせずに私から話を聞こうとばかりするのか?』

私はこの言葉を最初に聞いた際、100%パニック状態になった。
なぜなら、ヒアリングをしてそれに応える提案をすることが最も効率がよく、御客様のニーズに応えられると思っていたからだ。



その後、およそ半年くらいだっただろうか。私の中ではこの事件まで当たり前になっていたことが、正しいのかそうでないのかを悩む日々が続いた。

そして、こうすることにした。

ヒアリングの前に相手が望む提案またはそれ以上のことができれば、これ以上のことはない。

世界は全く異なるが、例えば、ミュージカルのオーディションなどはどうか?言われたことを正しく実行するだけでは、100%採用されない。言われる前に、それ以上のことができることを伝え、実際にやって見せる事。それができなければ、一生浮かび上がれない世界なのだ。

私は幸運だった。

なぜなら、この事件で叱られたことをきっかけに、私でしかなし得ない仕事ということに気がつくきっかけを与えてもらったからだ。