THE WELBECK GALLERY

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01/24
Sat

AK BK INSULATOR JACKET / PROFILE DOWN JACKET / BURTON / 2008 / VT, USA
CATEGORY:PRODUCTS

洋服は吊るされた状態のみを見て判断すると後で後悔することになる。
この後悔は、決して「買って損した」ということだけではなく、「買うべきだった」ということも含まれる。

見た目は幅広のアメリカ型、クラッシックテイストのダウンジャケットにしか見えないが、このジャケットほど吊るしの状態で損をしているジャケットはないと思う。そもそも洋服はヒトが着る事で初めてその形がはっきりする。

この「通常は吊るされている状態」を上手く利用する造りてがいる事も事実だ。吊るされた状態で見た時はよかったのに、家に帰って着てみるととんでもないことになっていた。このような経験はだれにでもあるはず。これは、小売りの店頭が大量の選択肢を置く事に注力し過ぎた結果発生することだ。もちろん、どんなお店でも試着室は用意してある。しかし、ある特定のお店では、用意してある試着室はあまり使われていないということもある。多くの場合は、最も重要な情報である価格と見た目の瞬間的な判断が、試着という重要なプロセスをスキップさせるということである。言い換えれば、価格はそれだけインパクトがあるものなのだ。

その点、THE WELBECK GALLERYで試着をスキップする顧客の方はひとりもいない。その理由は展示してあるものを着る事によってはじめてそのプロダクトの意図がはっきりすることを顧客の皆様がよくご存知だからだ。

さて、プロダクトのお話。
「インナーダウン」の考え方については一昨年の冬から折に触れてお話してきた。1つは重ね着を高機能なレイヤリングと考えた場合、基本的には高機能アウターウェアによるシェル形成により外部環境に上手く適応させ、身体に最も近い部分は風合いと行動を両立するもので快適さを追求する。その上でシェルと身体の間に気温に応じて最適な重ね着によって温度調節をする。

インナーダウンはインナー用として開発されているために、まず外装の生地に防滴、防風性などを付加する必要がない。結果着心地に直結する風合い、多くの場合は生地自体の柔らかさを出しやすくなる。これが重ね着によるゴアつきなど身体の動きを妨げる要因を減らすことに貢献する。しかし、インナーダウンはその条件として、アウターシェルを同時に上手く使うこということが求められるのである。

ただ、ストリートカジュアルは都市部の環境に適応するために強力なシェルを必要としないことに気がつき、いわゆるインナーダウンをそのままアウターとして使用するという習慣につながった。薄いダウンでテックに見せる。または、気負わない感覚=カジュアルをそのまま表現するようなアイテムにインナーダウンは創りての意志とは異なる進化を遂げたのだ。

さて、こちらのインナーダウン。通常は強力なアウターシェルの内側にレイヤリングするものとして開発されているが、いたるところに細かいアイデアが凝縮されている。例えば袖について言えば、胴体に対してダウンの量を少なくすると同時にシェルを重ねた場合、摩擦による袖のずり上がりを防ぐためにステッチを最小限にとどめてある。シルエットそのものは非常にリーンなものであり、身体の周囲に空間をつくらないスリムな仕上がりとなっている。

さすがに、極端なパターンは用いていないのでパッと見はそのスリムさがわからないというものだ。

上手く使えば非常に長い年月を通してよい相棒になるインナーダウン。そのデザインはレイヤリングの試行錯誤を経て、ようやく独立したストリートアウターとしての地位を確立しつつある。





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