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05/21
Sat

ATENZA / GHEFP / 2002 - / Mazda Motor corporation / Hirosima, Japan
CATEGORY:GALLERY

大は小を兼ねない。しかし、小ではできないこともある。


レンタカーレポート。マツダのアテンザである。
日本国内では2002年に初代が発売され、発売当時は現在のような本格的なコンパクトカー時代の直前ということもあり、販売台数をのばしたクルマでもある。

この2代目になり全体的な印象もさることながら、ある意味地味な登場をしたこともあって初代ほど街中では見かける事もない。しかし、これはマツダの癖のようなもので、どうしてもマツダにとって当たり前の事は、あまり大げさにしないということが、派手めな登場に慣れた現代人にとってはあまりに地味にうつるものである。

1970年代に登場したカペラ(626)から、このクラスのクルマのパッケージングはマツダにとってはお家芸のようなところがある。同社はこれより小型のものでは成功を収めているが、大きなものではなかなか成功できない。むしろ、このクラスの製品づくりにおいて強みのある会社なのである。その優れたパッケージングを現代風にアップデートし登場したのが初代アテンザ。それが成功を収めたため、2代目はそれこそ「さりげなく」登場した。

さて、実際に運転してみると驚きの連続。高速道路ではスピード感を感じさせない安定感と適度なドライブ感が得られ、「十分だ」と考えていたコンパクトカーを一気に「チープ」な印象へ追いやる。同じスピードで移動できてもコンパクトカーにできないことがあることを久々に感じさせられた。しかし裏を返せば、このクルマでできることはコンパクトカーでも十分にできるというところがミソ。他に差があるとすれば、室内空間と積載能力程度しかない。

ただよく考えてみると、1日の移動距離を軸に考えた場合コンパクトカーのそれとは、考えられる移動距離が数倍多く設定されているのがこのアテンザとなるのである。

このあたりは、同一モデルで国内/国外と複数のマーケットが設定されていることが差として感じられる事が多く、アテンザはその意味では主なターゲットはあくまで輸出となるのである。(とは言え日本のクルマの多くはその実績から言っても国外を主なマーケットとしているが)

カペラ以降、特にヨーロッパで育ったマツダのお家芸クラス。ロータリー以外にもマツダ以外にできないことがあることを象徴する一台である。