THE WELBECK GALLERY

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08/02
Mon

BURTON RUNS SAP / SAP AG / Weinheim, Germany / 1972
CATEGORY:GALLERY

ロンドンヒースロー空港ターミナル3の通路にある広告。

ターミナル3の乗り入れ航空会社のフライトを利用するクルーと乗客全員が基本的この広告の前を通ることになるため、それなりの露出機会があるだけではなく、具体的にある一定期間に何人がこの前を通ったかが正確に割り出せるため、数ある同空港内の広告スペースの中でも比較的価格の高い場所であることは間違いない。

SAPはドイツを本拠地とするソフトウェア企業。経営資源管理ソフトウェアの開発と販売を行っており、同社の"RUNS SAP"の一連の広告シリーズの歴史も長い。世界の製造業トップ企業の多くがSAPで「動いて」いる。

一方で、空港に設置される広告は主に仕事で航空機を使うビジネスパーソン向けのものが多く、プロファイル的には(日本市場の場合)、日経新聞を読む人、ローカルとナショナルを繋ぐ人、移動に要する時間について航空機を含む手段を用いて、その最適化を常に考える人、仕事ー休暇の関係をよりはっきりさせる人などが考えられる。また、観光旅行需要に当てはめるなら、「普段あまり見かけない広告」というインパクトを与えることも可能となる。

ヒースローにBURTON RUNS SAPで考えると、スノーボード(スポーツおよびレジャー)が休暇と先進のギアのシンクロする部分としてクローズアップされるので面白い。ヨーロッパ、北米ではスノーボードはローカルを除き完全にラグジュアリースポーツ。実際に楽しんでいる人の背後には「一度は行ってみたい」と考えている人が大勢控えているという状況だ。最高の経験は最高のギアによって支えられる。そして最高のギア(プロダクト)はそれに携わる人々の仕事に対するマジメな態度と、緻密な作業の繰り返しでのみ生み出されるのである。