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    READING AUTUMN 11
    CATEGORY:GALLERY

    読書の秋。11回目です。

    まずは、この2冊の本をヴィジュアル的に比較していただきたい。
    向かって左はCovent GardenのWATERSTONESで購入したもの。右側はAmazon.co.jpで購入したもの。とりあえず、右側のものは最初に見た時に愕然としました。本は表紙で買うものではないような気はしますが、邦題が『成功ルールが変わる!-「カラオケ資本主義」を超えて』なんて言われると、先に読んでた英語版と全く違うのか!と疑いたくなりましたが結果、中身はちゃんと同じでした。

    原題"KARAOKE CAPITALISM - MANAGEMENT FOR MANKIND"(カラオケキャリタリズム-人類のためのマネジメント)はストックホルム経済大学のファンキーな2人の経済学者Jonas RidderstraleとKjell A Nordstromによる共著としては2冊目の本。
    2003年に英語版の初版が発行されました。その後異例の速さで2004年には日本語訳が出版されています。その理由は前作の"Funky Business"(邦題『ファンキービジネス』)が予想以上の評判を集めたからに他なりません。


    日本版は翻訳者の中川ゆーじん(翻訳家、日本語/英語コピーライター、放送作家)氏の暴力的とも言えるような速いビートの文体がさらにその内容を過激にしている(ドライヴ感は英語版と全く同じ)のですが、今上手く行っていることや、今の常識や成功のセオリーをことごとく否定し、皮肉で満たすユーモアであふれています。しかし本当にスゴいところは、これが単なる暴言や遠吠えではなく完璧な調査と資料・証拠集め、論証によって構築されているところです。

    レジャーとしてのカラオケはここ最近ようやく北米やヨーロッパでもみられるようになりました。(かつては海外でカラオケと言えば東アジアかハワイ?)そこで展開されていることは、まずはカラオケルームにはいるところから始まり、つぎに同じ演奏をバックにうたうこと。かなり飛び越した言い方をすれば、成功事例などを真似て成功しようというのはこの「カラオケ」と同じだというわけです。


    そういえば年末までもう100日を切っていますが、新年を迎える前に来年は単にカレンダーで迎えるだけの新年ではなく、ジェネレーションの移り変わりという観点で迎えてみてはいかがでしょうか?その予習をするにはぴったりな一冊です。

    最後に本のデータです。(今回は邦題があまりにひどいので書きたくないですが、せっかくお薦めしているので、本を探しやすくするために邦題をまた書きます。)

    『成功ルールが変わる!「カラオケ資本主義」を超えて』 ヨーナス・リッデルストラレ/シェル・A・ノードストレム 著 中川ゆーじん 訳 PHPエディターズ・グループ 2004年10月1日初版発行 ISBN4-569-63654-3