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    Series 2014 - final issue
    CATEGORY:2014

    新千歳空港で出発を待つ787−8。今年の2月に乗った機体とは異なるが、747の引退速度が加速するのに比例して787は普通に搭乗できるようになった。珍しかった787は2014年を通じて今では「普通」の存在となった。


    さて、なんとか進めて来た『シリーズ2014』。
    2014年最後の日である本日、いよいよその最終章となる。

    私個人にとって2014年は「学び」の年であった。
    そのように印象づけているものは、私にとって初めての経験が非常に多いと感じたからだ。
    初めての経験に人は興奮し、不安を覚え、そして乗り越えていく。

    私も同じような感覚を何度も味わったが、その原因のひとつに自分の中の考え方がそろそろ固定化しているかもしれないという不安があったことをここに記しておこう。

    結果、それは固定化が原因ではなく、いわゆる教条主義に対する実利主義の挑戦であったことに気がついた。それを教えてくれたのは今年8月に相次いでなくなった2人の叔父の子どもたちである。

    何かを学び、それが血肉化した時、その人から発せられる言葉には絶対の自信が溢れている。
    しかし、それを恐れる人もいるということだ。
    恐れる人が最初に採る手段が実利に直結するシンプルかつ、最新のものの考え方。
    私はその洗礼を受けたのである。

    しかし今こうしてこの文章を書けると言うことは、今度は私を苦しめたその仕組みについて理解したということ。今では不快を避けるという意識はなく、「また新しい年以降、今度は違うことで大きな壁を経験するのだろう」という理解が私の中にはある。


    しかし、ここに至ったのはTHE WELBECK GALLERYと全く同じプロセスである。
    多くの人がその時、その時に私の前に現れて私と話をすることを楽しみにしていたと言ってくれた。ギャラリー業をライフワークとするものにとっては冥利につきることである。

    2014年。みなさんにとってはどんな人やことが、どんな時に与えられましたか?
    そんなことを考えながらこの暮れを味わいたいものである。

    皆さま、よいお年を。




    追伸
    私にとっての2014年のターニングポイントは『1995年』速水健郎 ちくま新書 2013年
    を8月の現美の企画展『クロニクル1995』に出かけた後に読んだことであった。