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    10/27
    Tue

    先生、ご無沙汰しております
    CATEGORY:GOVERNOR

    検索する言葉や目的の事象がある場合にザ・インターネットの威力は強力だ。
    ただし、その逆の場合ザ・インターネットは正しく混沌とした世界。誰でもその世界を「彷徨った」経験があるはずだ。当然、私も皆さんと同じような経験をしている。今回はインターネットによる検索が恩師とのつながりを保ってくれているというお話。



    THE WELBECK GALLERYを始める前まで私は東京地方に拠点を置いていた。その際必ず行っていたことは巨大な書店に行き、恩師の新しい本を探すことだった。そして書店で発見してはそれを購入し読むということをしていた。よく考えてみると、大学の先生の研究業績などは所属する大学のweb siteに行けば必ず最新のものが確認できる訳で、そこで新たに出版された本を発見することができる。しかし、現在の私は単純にAmazonで検索をかけて本を発見するということをしている。

    実際に講義に出席し、指導も受けた先生の本を読む時、それは他の本を読む時とは全く異なる感覚を得る事ができる。そう、書かれた言葉が理解されるだけではなく、その言葉が発せられる瞬間の雰囲気までもが蘇ってくるのだ。場合によっては、教室や研究室のあのなんとも言えない蛍光灯の明かりのイメージまでもが蘇ってくることもある。しかし、そんな私もこの習慣が課程を修了した直後すぐに身に付いたかと言えば違う。


    私はロンドンから帰国し、米国の企業に入社した。その出張の際に立ち寄ったシカゴのオヘア空港のターミナルで書店に立ち寄った。その時に当時出版されて話題になりつつあった『FUNKY BUSINESS』(Jonas Riddersrale, Kjell Nordstrom / 2000 )を見つけた。そこにはいろいろと書いてあったが、ある文言に目がとまった

    「学校をでたヤツは学校を出た瞬間が最新であって、その後は次に学校を出て来るヤツが最新だ」

    確かにそうだと思った。私が学校で学んだことは、修了して約2年後、3年後にそれが世の中で実際に起るということを経験していた。ということは、私の翌年に学校を出てくる人はその3年後も解るわけで、私が何もしなければ、それを予想する事はできないと感じたのだ。

    その出張から帰国して書店に出かけた。その書店の在庫で私が指導を受けた先生方の本をかき集めるとそれはその時点で十数冊になっていた。そして問題は中身。すでに半分以上の内容が瞬間に理解できるものではなくなっていた。

    それから、現在まで私の「恩師の新しい著書を読む」という習慣はずっと続いている。今では、最初の頃と異なり、新しいものでも落ち着いて読めるようになったのだ。

    そしてここに来てAmazonの出現。たまに先生の名前で検索し新しい情報があればすぐにわかる。また本もすぐに届くのである。インターネット販売は様々な問題を含んでいる。しかし、この私の習慣においては少なくともAmazonは私と恩師をつなぐ最も便利な手段となっている。

    そして今日も本が届いた。早速本を開いていつものご挨拶。



    「先生、ご無沙汰しております」




    本は何も声をかけてくれないが、少なくとも教えを請う私を歓迎してくれているように思えた。