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    NOZOMI series 500 / Alexander Neumiester, N+P Industrial Design / 1996 / Berlin, Germany
    CATEGORY:GALLERY

    東海道新幹線からの引退が近い、新幹線の傑作500系のぞみ。東京出張の際、品川駅で見かけたので思わず撮影した。





    鉄道にはあまり詳しくはないので、単に”ラッキートレイン”の意味合いとして「見かけるとうれしい」500系。*古い話だと1970年代の「黄色いワーゲン(ビートル)を公道で見かけるような話。

    N700の運用と同時に「500系は東海道から姿を消す」と言われていたので、今回は正直驚いた。訊いてみると、まだしばらくは走っているとのことで、東海道でのラッキートレインはもう少しの間楽しめるようだ。

    以前からこの500系についてはドイツのデザイン事務所のワークであることを知っていたので、今回は少しデザインを手がけたAlexander Neumeisterについて調べてみた。現在はN+P Industrial Designというグローバルに活動するデザイン会社の一部になったようだが、ここ最近の高速鉄道開発ブームに乗って、中国などでもプロジェクトをいくつか手がけているようだ。

    少し前の世代で追求された「高速パッケージ」が500系だとすると、最も新しいテックで仕上げられたのがN700。確かに、N700は無線LANサービスや広いキャビン、それとスピードなど高速鉄道に求められる最新のサービスを提供することには成功していると思う。ただ、N700のようなダダッ広い空間が高速で移動するということに、私自身古い人間のためにどうも慣れることができないでいる。

    キャビン内部にいても、その低く丸く押し込められた空間が「全てはスピードのため」という明確な「くくり」でまとめられている500系に、「ちょっと狭いけど、最速でまいりましょう!」と心から同意できるのが私なのだ。


    輸送そのものを決定づける物的「乗り物」、それにチケットの予約から駅での待ち時間、移動中の心遣いを含めた人的「サービス」。これが組合わさったものが旅客輸送サービスだが、どうもN700には「移動を感じさせないサービス」が究極の目標と設定されているような気がする。確かに、それは良いサービスであるところは認めるが、人は「移動するワクワク感」も時には求めていることが、今後の究極の旅客輸送サービスを創る上で考慮されることを強く求めたい。



    *ちなみに、写真を撮影したのは私が乗る方向とは逆だったが、その後、数分して私が乗る列車がホームに滑り込んできた。それはなんと500系だった!