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    SPRITZER / GRAVIS / 2009 / CA, USA

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    Fri

    CHAIR ONE / KONSTANTIN GRCIC / MAGIS / 2004 / Ve, Italia
    CATEGORY:2016

    大改修もいよいよ終盤に差しかかかった東京駅。
    そもそも座る場所がほとんどない駅だったが、それへの対応か。

    MAGISのCHAIR ONE(日本国内流通価格で48,000円税別・一脚)が数百単位で置かれている。ある意味圧巻の光景である。


    私はこれまで空港ターミナルや駅などそこで過ごす時間が長いこともあって、置かれている家具については興味深く観察してきた。

    パブリックスペースであるこうした空間にはそもそも「いいもの」が使われることが多いのだが、こと日本国内にあってはたとえ国際線のターミナルであっても、Vitraから影響を受けたプロダクト(まあ、簡単に言えばホンモノによく似たもの)が設置されていることが多く、日本はこういうものにはお金をかけないのだと感じていた。

    そこへ来て今回の東京駅。一体何があったのか。

    私が推察するところでは、おそらく、ホンモノに似たチェアであってもこのCHAIR ONEとそれほど価格が変わらなかったので、ではホンモノにしましょうということになったような気がする。

    恒久的な設置要件を満たさなければならない対象で、本来はスタックングチェアの出番ではないものの、「どうせならこれにしましょう」と言い出した担当者に会ってみたいものだ。



    その人は間違いなく、日本のパブリックスペース、特に近年つくられたものに怒っていたはずだ。


    いわゆる相場の見積に、既得権益で納品する業者。当然、そこにもほんものを知る人がいるとは思うが、おおきな「流れ」そのものは「発注者側がわからないから、なんでもいい」となる。そこで、ホンモノに似たものが設置される。



    確かにこういう話はよくあるが、公共のスペースは以外と重要な役割を果たしている。これは単なる外国人対応ではなく、もっと自分達の足元の問題だ。

    例えば、ホンモノに似たものを見て育った子供は大人になった時にホンモノが何であるかの判断がつくのだろうか?