THE WELBECK GALLERY

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06/01
Mon

第1回敗北宣言か? 2009年6月1日
CATEGORY:GOVERNOR

京都は三条烏丸西入文椿ビルヂング1階、ザ・ウェルベック・ギャラリーのガバナー(代表)をしております下枝浩之です。

本日は日頃よりご愛顧いただいております顧客の皆様と、まだ直接お目にかかってはおりませんが、thewg.jpによくお立ち寄りいただく皆様に向けて第1回の敗北宣言をさせていただきます。(*変わった趣向の話ではなく、本当の敗北宣言1回目です。)

プロダクトと人が出会う場所、プロダクトギャラリーというものを始めさせていただき、早くも2年が経過しました。これまでに特に海外においては先人の皆様が同じような取り組みをされていたのを私自身存じておりますで、私がこのコンセプトにおいて最も先端を行くと言う認識は全くございませんが、まずは、日本国内においてこのコンセプトを理解していただくことに相当な時間を費やしてまいりました。

結果としては、メディアの皆様にパブリシティーなどで取り上げていただく際には「烏丸三条のプロダクトギャラリー」という紹介をしていただいたり、また顧客の皆様においては「まあ、お店なんだけど、、、ちょっと違う」という具合にご説明いただいたりと、少しずつそのコンセプトは伝わりつつあることを実感しております。

しかし、このコンセプトが一見単純ではないために、結果としてシンプルさに欠け、理解や共感を得るための障壁をいたずらに引き上げているのではないか?という不安を私自身常に抱いております。

その不安は、私がコンセプトの提案なども外部の方に行ったりしていることもあって、その際には「できるだけ解りやすく、シンプルなもの」と言っている本人がここにいるので、余計に自分の取り組みについて「うーん、これだとせっかくのいい事も伝わりにくいかも?」と思ったりもする訳です。

そんな中、顧客の皆様を中心に皆様がこの取り組みに共感してくださることを、本当に心から感謝しております。これは、誰か特定の人の意志によってではなく、「そういうものがあったらよい」と思う人々の「意志の集まり」によって成立しているものだと感じ、その前では私一人のコンセプトの打ち出しはあまりに無力と感じることもあります。なので感謝するのみなのです。

さて、今回の敗北宣言について。一体私は何に敗北したのでしょうか?それは、ギャラリーストックのプロダクト販売方法の選択肢において、いわゆるインターネットでの販売を可能にしたと言う点です。

システムとしては、インターネット上の大手ショッピングモールに属さず、サイト内にショッピングカートを持たずと、EC(Eコマース)の専門家から言わせれば、「ゆるゆる。キツく言えば、甘い」、「結果が出ない。または、出にくい」、「面倒」な仕組みであると言えます。

こんなことをしていると”敗北宣言2回目”もそう遠くない未来にまた訪れそうな気配が漂いますが、これは私がとりうる現在の最善の方法と考えているために、このような方法にさせていただいております。

インターネットという市場空間が存在しているのであれば、その空間においてもザ・ウェルベック・ギャラリーのサービスを提供すべきと考えています。

これは何度か過去にご紹介したお話ですが、たくさんのギャラリー顧客の皆様がお買い物による決済なしに私とのお話を楽しむために、ギャラリーを訪ねてくださいます。中にはどこかの売り場から携帯電話で「この冷蔵庫とこの冷蔵庫、どうちらを買うべきか?」や「この映画のポスターの構図って、どこの国向けの仕様だっけ?」というお電話をしてくださるお客様もいらっしゃいます。私はそのような時は私が提供出来得るサービスとして、喜んでアドバイスをさせていただきます。

そんなわけで、今回の面倒な仕組みはインターネット空間を介して出会った新しい顧客の皆様にも、ここ京都でお話することと同じようなサービスを提供するためのものだと理解していただければ幸いです。

ということで、今回の敗北宣言第1回なのですが、同時に、せっかくここ(京都)まで多くのお客様に足を運んでいただけることに再び想いをはせるわけです。そして、そんな皆様が求めていることが、便利さだけではなく、プロダクト以外に何かを得たいとお考えであることを改めて私自身、真摯に受け止めたいと思います。




Photo : Welbeck Street 26, W1G 8EM, LONDON