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09/06
Sun

私はダメなクリスチャン
CATEGORY:GOVERNOR

最近少し疲れているせいか、よく昔のことを思い出す。
それと、9月に入りプロダクトの動きが激しく皆さんも同様に少し混乱しているように思うので、あまり宗教の話は面白くないかもしれないが、日曜日なので私のダメさについて考えてみよう。




このDIARYで何度か触れたが、私はクリスチャンだ。言葉のイメージが先行するとよくないので、わかりやすく言い直せば「私はキリスト教を信じている」ということになる。

ただ、実家を含め親戚縁者でクリスチャンは私だけ。なので、お墓参りにも行くし、法事に出席しお経もいっしょに読んだりもする。その理由は簡単で、先に亡くなった方々が信じていた宗教に基づき執り行われる行事なのだから、それを心から尊重するからだ。

若い人達にもわかりやすく言えば、例えば友人がキリスト教式の結婚式をしたとして、その結婚式の中で賛美歌をうたったり、また式の中での起立や着席、牧師のお話を聞く等、その式の流れに皆さんがどんな宗教の信者であっても従うのと同じだ。そう、この場合は結婚する2人の意志を尊重したいという気持からそのようにしているのである。

さて、そんなクリスチャンの私。毎週日曜日は実はずっと辛い気分がしている。何も手につかないほど深刻かと言えばそうでもないが、本来、日曜日は教会に行く日だから、それをしていない自分自身がちょっとイヤになるのだ。


キリスト教のことを一言で語るのは難しい。ただ、私の解釈を少しだけご紹介するとすれば、キリスト教とは「神と人間の緊張関係」の宗教とも言える。

キリスト教における神は優しくもあり、強烈に恐ろしくもある。有名な話では、「ノアの箱船」のお話。あの話は神が地球上の全ての生き物を全滅させる話。ただ、まあそういうわけにもいかないということで(ここもいろいろとあるが省略する)、ノアさんが選ばれて地球上の生き物の種の保存を命じられる。結局大嵐がやってきて、マジメにノアさんの箱船に乗っていた生き物以外は全滅するのだ。そして、嵐がやみ、ノアさんが放した鳩がオリーブの葉をくわえて帰ってきたのを確認して陸地がある」ことを知る。自分達が本当に助かったと知るのだ。そして神の声。「もう2度と滅ぼさない。その約束のしるしとして虹をかける」(ここもかなり省略)ということで空に虹がかかるというお話。


そこで、「神と人間との緊張関係」について。
要は神は強烈で、やろうと思えば人類を滅ぼせる。しかし、神と人間は神から滅ぼさないという約束(神と人間の契約)をとりつけた。それには条件があり、人間が勝手に悪いことをしないということがその条件になっているのである。

私が日曜日に教会に行かないことでイヤになるのは、本来、私自身、毎週くらいの勢いで教会にでも行って自分自身を見つめ直さなければ、面倒くさがったっり、余計なことを考える人間だと解っているからである。

こういう私はダメなクリスチャンだ。しかし、「(神から)与えられた場所でベストを尽くす」ことを今日も淡々と行う。今はそれくらいしかできないのだ。




なので、そんな私を相手にしてくださる皆様に本当に感謝している。これも、与えられたものと同時に思うのだ。


Photo: Seven Sisters / England, UK / 2004