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    2014 - WORD OF THE YEAR
    CATEGORY:2014

    2014年 THE WELBECK GALLERY THE WORD OF THE YEARを発表する。


    『amazonに勝ちたかったら、マシン(amazon)ができないことをすればいい』


    これは誰か特定の人の言葉ではなく、私自身の中に突然出てきた言葉である。
    小売り業において最も成長している会社のひとつamazon。
    昔、カテゴリーキラーという言葉があったが、今思えば本当のカテゴリーキラーはamazonであると感じる。

    とにかく、あのフォーマットに載せることができれば何でも売れる。
    しかも、かつてのインターネットショッピングにまつわる信用不安がほぼ100%払拭された今、
    顧客の数は日を重ねる毎に増殖し、同時に販売アイテムの増殖数も異様なスピードを誇る。
    消費者がamazonに依存し、メーカーがamazonに依存する。

    ただ、伝統的にオフラインでの販売で成長してきた会社は、毎日売り上げをamazonに奪われる状況を黙って見ている訳にはいかない。さて、何ができるのだろうか?

    オムニチャンネル?答えはNOだ。

    販売および決済方法を拡張したところで、amazonはオフライン販売の固定費負担を軽く笑いながら、自らの販売戦略に投資を行う。オフラインに加えオンラインをも吸収するやり方ではamazonには勝てない。オフラインが負担になることをamazonが知っているからだ。

    さて、それに対して何ができるだろうか?
    答えは簡単だ。amazonができないことをやればいい。

    amazonができないこととは何か?
    マシンではなく人間ができることだ。

    しかし、店頭での丁寧な接客程度では現代社会を生きる人々には響かない。
    なぜなら、最終的に買う人間の責任が問われる。すなわちオウンリスクがすっかり定着した世の中では、買い手は少ない情報を駆使して自分で判断するクセがついているからだ。
    なので接客はしばしば、「買わせようとしている」と誤解を生む。

    この少ない情報を駆使するという行為の中に、amazonの優位性がある。
    「どうせ」大した品物と情報はお店にはない。
    こう思わせればamazonの勝ちだ。

    それなら、お店で人間が、その人ができることをしっかりとすればいい。

    するとamazonで買うことが自分の判断かつ、価格だけを見ているということに気がつく人も出てくるだろう。

    人が最も望んでいることは自らの成長である。
    昨日より明日。明日よりも明後日。
    少しずつでも前身している自分を感じていたいものだ。
    それを果たしてマシンが提供できるだろうか?

    ITとファイナンス、それに統計。このカテゴリーは自分たちの切り口にこれまで有効な説得力を持たなかった人たちだ。しかし、最近ではこの分野に光が当たっている。
    それは、人々がそれを利用することが最も合理的であるという常識をつくったからだ。

    しかし、人の判断は常に合理的だろうか?
    成長を望むその気持ちは「合理的」と言えるだろうか。

    そう考えたとき、古風な商売に勝機があることをあらためて発見するのである。