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    2014 - THIS IS NOT FOR EVERYONE - HENDRICK'S GIN / WILLIAM GRANT & SONS LTD / Scotland
    CATEGORY:2014

    酒、タバコ、モーターサイクル。
    これらは昔には存在しなかった「早死にするためのテクノロジー」だ。


    それこそ、酒とタバコの歴史はモーターサイクルからすれば古いが、いずれにせよ溺れてしまうとダメなモノであることには変わりはない。

    もし、人が後々のことを考え賢い選択を普通にできるのであれば、体に害のあるものをその時の誘惑に負けて摂取するはずがない。しかし、人というものは感情で動くため、その時には冷静な判断はなかなかできないというのが「人情」である。




    夏。

    夏の酒と言えばビールとおっしゃる方も多いと思うが、人がある程度歳をとると、ビールのような「量を飲まなければ酔えない」酒は敬遠しがちになる。言い方を代えれば、ビールは酔ってはいけない時に飲むものという認識になってくる。

    私にとって夏の酒はウォッカかジン。中でもトニック割りが大好物だ。死んだら棺桶に入れて欲しいものリストの内のひとつである。ちなに、食べ物で言えば豆腐とバームクーヘンは必ず入れて欲しいものである。



    今回はスコットランドのHENDRICK'S GINを紹介する。
    今年になって出会った酒なので2014年シリーズに入れることにした。というのも、多分入手できる限り一生付き合おうと決めるくらい美味い酒だからだ。

    ラベルには"THIS IS NOT FOR EVERYONE"すなわち、「これは万人向けではありません」と表記してある。
    ある意味ちょっとしたキャッチコピーではあるが、日本のお酒のほとんどが「おいしくいただけます」などと、「誰でもおいしくいただけますから先入観で敬遠しないで」というメッセージを発信しているのに対して、これはその真逆を行く。

    よくラベルを読んでみるとキュウリの香りなんかもすると書いてあって、一部男性でキュウリが苦手な方からすると絶対に飲みたくない味を想像させる。


    しかしだ。


    しっかりジンなのに、臭みがほとんどなくシトラスベースの香り高いジン。トニックには殊の外合うのである。

    飲み過ぎは体によくないとは解っているものの、これで酔っぱらうのは今年の夏の慣例になるのでは?と思うくらい誘惑多き美味しさ。
    まるで飛ばして欲しいと待っているモーターサイクルを目の前にした時のようだ。


    私は万人ウケではなく、あくまで自分の好みで選ぶという方には是非とも味わっていただきたい。