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    Sat

    CANT BED / BURTON / 2008 - / VT, USA
    CATEGORY:PRODUCTS

    道楽記事です。こちらもまた少しマニア向けです。なかなか内容が理解できないという方は「こういう世界もあるのねぇ」という感覚で見守っていただければ幸いです。




    ESTバインディングの開発当初からアイデアにあったCANT BED(これは英米ともにカントベット。西海岸はひょっとすると"キャントベット"って言ってるかも?ちなみにユタ州の人はカントベットで通ってました)

    3.5°のカント(傾き)がバインディングの外側から内側に向かってついている交換用のベッドだ。しかも写真ではなかなか判別できないが、つま先側とかかと側でもカントが入っており、単純に2次元で表面を3.5°の角度でスライスしたものではなく、実際はもっと3D形状のものだ。

    *このつま先とかかと側の関係はハイバックによるバックサイドのコントロールという現在のスノーボードの宿命があるためについているものであって、特にCANT BED用に編み出されたものではない。

    ではカントベットを使うとどうなるのか?と言う点について少しご説明する。

    まず、わかりやすいメリットとしてはより広いスタンス幅を確保したい時に、楽にスタンスを広げる事ができる。特にパークで暴れ回っている方にとってはなかなかのメリットではある他、実は女性など体の小さい方にとってもスタンスを楽に広げられるメリットは大きい。

    スタンス幅の設定には実際に個別の人の寸法から割り出す方法が存在する。しかし、重要なことは操作しやすいことであって、キャリアの短い方ほどスタンスは狭いという傾向がある。これは、スタンスを広くとることで、恐怖心が出たりするわけで、その気持はよく解る。ただ、カントベットを使えば、そのスタンスを少しでも広げることがカンタンにできるので、実は初心者にもよい結果をもたらす可能性が高い。

    さて、通な方へ。お待たせしました。
    カントベットは人によって異なるが、決定的なメリットとしてはボードセンター荷重がより楽になる点にある。意識せずともボードセンタ−荷重を常に確保できるのだ。これは、旋回性にも大きく影響する。荷重が集中するということは、それだけ、向きを変えたい時の旋回軸が移動しないためほぼ直感に近い旋回ができるというものだ。このような感覚を私は「リニア」と呼んでいる。

    ただし、ノーマルベッドのフラットな形状に慣れている場合、カントによる弊害も出てくる可能性がある。これは特にカントベッド使用開始直後に感じることだが、ボードの動きが少々過敏に感じるということだ。表現を変えれば「若干オーバーステア気味」という感覚に近い。これは、ベッド交換によって荷重がセンターに既に移動していることを示すことでもあるが、そこは人間。徐々にこの反応に対して体が順応してくる。その結果ノーマルベッドでは味わえないリニアな感覚が得られるのである。

    ただし、カントベッドにも問題はある。構造が薄くフレーム構造もどちらかと言えば柔らかいために、ダイレクト感は増すものの、レスポンスは若干落ちるように感じることもある。

    軽量化、同時にリニアな感覚とメリットは大きいが、バインディングの種類によってはレスポンス速度が下がるのでその点には注意が必要である。




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