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    Cafe Racer : the motorcycle / Mike Seate / Parker House Publishing Inc. / MN, USA / 2008
    CATEGORY:GALLERY

    Cafe Racerって何?という話を巡ってこれまでもいろいろと書いて来たが、今回またよくまとまった本が出版されたので、Libraryに加えた。

    『Cafe Racer : the motorcycle』実はこの本、オーダーしてから半年以上かかって届いた。アメリカ目線でのCafe Racerについて、その源流を求めてしっかりと書かれた内容だ。著者のMike SeateもIntroductionで触れているが、例えば、北米の鉄の聖地であるピッツバーグでモーターサイクルと言えばそのままHarley-Davidsonを指し、その他に質問等は存在しない。

    しかし、スーパースポーツというカテゴリーを確立したホンダなどの台頭によりHarley Davidson = motorcycleという公式が成立しにくくなると、スポーツライディングの源流を求めて、その興味はやがて日本から英国へとたどり着く。

    Cafe Racerは今となってはひとつのカテゴリーとして見ることも可能だが、元々はRacerを求めて創られて来たもの。その純粋な目標は全て「スピード」につながる。クリップオンハンドルやフェザーベッドフレーム、車体後部へオフセットされたシングルシートなど、確かにCafe Racerのルールのようなものは存在するが、その全てが「スピード」を目指して来たこと。ここに行き着くのである。

    スピードが最終的に何を意味するのか?ここからは私の解釈となるが、スピードもひとつの興奮をもたらす要素であると考えている。興奮という漢字を読めば、なんだか単なる「ハイ」な状況を思い起こす人もいるかもしれないが、興奮ということばをそのまま「ワクワクすること」と置き換えればどうだろうか?これについては、人々のほぼ全員がどこかで期待しているものと思う。

    異性にモテること、スポーツやゲームなどで勝利すること、作品を製作し発表すること、アイデアが具体化すること、夢が叶うこと。その全てはまぎれもなく「ワクワクする」ことである。

    人々はどこかでこの「感じ」を期待している。生き甲斐とも言うべきこの感情をどのようにして導き出すか?または達成するか?これは人によって様々なアプローチの方法があってよいと思う。Cafe Racerに乗りたいと思う事もそうだし、音楽をすること、聴くこともそう。だれかと新しい出会いを果たすこともそうだ。もちろん、勉学、仕事などにおいて高いハードルを超えることも。


    いずれにせよ、純粋な目標を持てること。これ以上に幸せなことはない。趣味も仕事も、人生そのものも。