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    SA22C SAVANNA RX-7 / 1978 / Toyo Kogyo Co., Ltd. / Hiroshima, Japan - 近況報告 2010年6月
    CATEGORY:GOVERNOR

    コレクション。SA22Cについての近況報告を新旧融合の視点で少しお話したい。


    昨年の夏から冬にかけての行ってきた修理のおかげで非常に好調なサバンナ。暖かくなったこともあり暖気時間の短くて済み、引っぱり出す際の障壁は非常に低い。通常の足として機能していると言える。

    冬から春にかけてオーディオ関連の補修を実施した。それまではレトロなオートリバースカセットが装備されていたのだが、電源は入るものの肝心の音が出ず、まさに「雰囲気だけ」を愉しむものだった。結果、外出の際はもっぱらAMラジオのみを使用していたが、さすがに距離を走る時などは音楽も聴きたいと思い始め、いよいよ補修に着手した。

    思えば、この20年間でカーオーディオもそのスタイルが一変した。私がリアルタイムで経験した部分だけをご紹介すると、カセットデッキから始まり、カセットデッキに性能のよいFMラジオが付加されるようになった。その後、CDが出現。MDなどの短命だったフォーマットに寄り道をしつつ、現在ではiPodやUSB接続のものが主流になりつつある。

    古いクルマに今の事情にあったものを取り付けるとなるとちょっとした問題が浮上する。ひとつは現代の機材は昔のクルマに見た目のデザインで全くフィットしないこと。それともう一つは古いクルマで現代の機材を動かすには安定した電源確保という点で問題が生じるということだ。

    今回は思考錯誤を繰り返したあげく、最終的にiPodなどに接続可能なAUX端子のみを備えたアンプのみを搭載することに決定。あとは、見た目の部分をうまく調和させるために基本的にはオーディオレス車のはめ殺し風のパネルを製作し、操作系を1970年代にも入手可能だった素材で構成することにした。

    このパネル操作は至って単純。電源スイッチとボリュームコントロールのみ。
    AUX端子はグローブボックスの中に取り付けた。尚、アンプ本体はこのパネルの内側に充電系に負担をかけないよう小排気量のバイク用のものを取り付けた。肝心の音については音自体が良すぎても良くないと考え、スピーカーも当時入手可能だったサイズと特性のものとした。ボリュームを上げすぎた際にはちゃんと音が割れ、安物のラジカセの音のようなものが楽しめるようにしてある。結果、運転する環境面からも違和感を感じないものとしている。

    よりよい環境や使い勝手を求めるのなら、全てを新品または現代のものにすればよい。古いプロダクトを使うということは、それが使いたいから使うのであって、古さの中の良さをむしろ積極的に味わおうとしているのである。これはこれで趣味、道楽であって同時に趣味、道楽だからこそ、年式から来るそこそこの不具合も愉しめるのである。