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12/05
Fri

N-ONE (JG1/2) / Honda Motor Co.,LTD / Tokyo, Japan / 2012 -
CATEGORY:2014

さて、2014年も残すところこの1か月となった。
ダイアリーの”シリーズ2014”も、途中若干そのコンセプトを見失いつつあったが、なんとか途中棄権することなく毎月やって来れた。



久しぶりのレンタカーレポートである。
今回はホンダのN-ONE。

元来レンタカーレポートの目的は、「自分では絶対に買わないクルマをレンタカーで借りてみる」というところから、「絶対に買わない」その理由を改めて確認したり、また、その逆で私の思い込みで申し訳なかったという謝罪など、主に買わないクルマのイメージの真実を探るということにある。


今回の軽自動車としては少々過酷な環境でのレンタカーとなった。
雪の長野。標高差1300mを一気に駆け上がるというもの。
さらに、その道路が山の頂上で行き止まりになっていることから、対向車を気にすることなく思い切り走らせることができた。


変速機構について細かい前知識がないため詳しいことは解らないが、基本的には常時CVT的加速。パワーが必要な時にはずっと半クラッチで引っ張るようなトルク感。エンジンは雪山の上りでアクセルベタ踏みで常に8000rpmをキープする。


全体的には四輪のタイヤの位置が把握しやすく、オカシナ挙動はほとんど出ない。こと「走り」については全く問題がないと言える。

しかし、車内騒音が「ヤカマシイ」レベルであり走りのコストをかけた分、車内環境のチューニングにはいささか他の軽自動車よりも手を抜いた感が否めない。
せっかくの走りがあり、長距離もこなせそうなのにこれだと環境で疲れてしまうという感じ。

ただし、ディスプレイやシートなどは狭い軽の空間をうまく使っており、これだと特に20代など若い世代の人々はそこそこにワクワク感を感じられるのではないか?と思った。




決まったコストでモノを造ることは本当に難しい。
設計上必ず存在する「譲れない」ポイントについて、
今回は明らかに「走り」を選んだホンダの意図ははっきりと感じ取ることができる。

そうでなければ、平均的にコストを下げて平均的にイマイチの特徴のない製品が造られることになる。もちろん、これを得意とするブランドやメーカーも存在するが、そろそろ「それでいい」では通用しない世の中がそこまで来ている。

こうした比較的手に入りやすい製品であっても、やはり「これがいい」と言わせるだけのモノづくりが求められはじめているのである。



価格という絶対価値に勝てる要素は「魅力」である。



それを軽自動車という枠組みで達成しようとしたクルマ。それがどうやらN-ONEらしい。