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02/09
Sat

アウトバーン
CATEGORY:GOVERNOR

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アウトバーンの事情について少しお話をする。



アウトバーンと言えば速度無制限だ。これが日本の一般的なアウトバーンのイメージであると思う。確かに速度無制限の区間も存在し、その区間においては基本的には速く走りたいのであれば、クルマと自分の限界まで速度を上げて運転することが可能だ。

ただし、区間や天候によっては速度制限も存在する。今回私が通ったルートでは雪という天候や山岳地帯ということろでは制限速度が最低80キロから最高120キロという制限があった。

制限なしの区間においてはいわゆるクルマの流れは平均時速130キロ程度。一番右端を走るトラックでおおよそ時速110キロほど。乗用車においては3車線のうち左側の2車線が実質的な走行車線と追い越し車線となっており、最も左側の斜車線についてはだいたい速いクルマが猛烈な勢いで走っていると考えてよい。

路面のミューは地域によってもことなるが全体的にそこそこ高め。しかし、日本の高速道路のような排水アスファルトではないので雪・雨が降るとかなりの水幕が立つ。


さてそんなアウトバーン。クルマも当然選ばれる。
まずはブレーキ。追い越し車線に一旦出たら、そのままクルマ限界近くまで速度を上げるか、すぐに走行車線に戻るかの選択をしなければならない。それほど追い越し車線において迫ってくるクルマの勢いは相当なものがある。そうなると、走行車線に戻るためには相当のブレーキ性能が求められることになり、200キロ近い速度から130キロ程度の速度までをいかにコントロールできるかがカギとなる。その点において初期の噛み付きがしっかりしすぎても危険なだけというのが実感としてある。

エンジン、空力も重要だ。特にエンジンは常に中速域を使うことになるのでそこ以上で気持ちよく回ってくれなければストレスなだけである。空力においても同じ。これは二輪のヘルメットでよく経験することだが、空力が悪いと車体の安定に悪影響を及ぼすばかりか、何より風切り音等の騒音でまいってしまう。

然るにアウトバーンで通用するということはそれなりの性能は確保されていると言って良い。これはおそらく二輪にも言えることだと思う。クルマが本来の実力を試されるのは停まっている時ではなく、あくまで走っている時だ。実力が試される場においては、「○○風」の装飾は全く意味を成さない。


アウトバーンでその実力をいかんなく発揮するクルマの多くは極端に装飾の少ない、見た目には地味なクルマ、二輪が多いということを付け加えておこう。