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    I was a teenage Sex Pistol / Glen Matlock / 1990 / London,UK
    CATEGORY:GALLERY

    邦題『オレはセックス・ピストルズだった』グレン・マトロック、ピート・シルヴァートン補筆 岡山徹訳。日本国内では1992年に第一刷。本国では1990年にOminibus Pressから初版が発行されている。



    Sex Pistolsと言えば、シドにロットン。これが普通の人が認識するグループのアイコンだと思う。実際にバンドには看板が必要で、メンバー一人一人にそれぞれスポットがあたり、さらにそれぞれにファンがつくとなると、それは熱心なファンの間の話となる。

    また、Sex Pistolsと言えば、マルコムにヴィヴィアンと言った"Let It Rock" から"SEX"の流れなどを意識する人もいるだろう。

    Glenは"Let It Rock"の土曜日のバイトだった。そのうちバンドが形成されるわけだが、彼らの機材はどのように調達したのか、またはその後のデンマーク・ストリートでの活動、1976年夏のザ・クラッシュ、ダムドと共に出かけた”アナーキーツアー”など、店のアルバイトから”プリティー・ヴェイカント”レコーディングまでの一連の話が彼自身によって語られている。

    その中でも私が印象に残ったのはウエスト・ロンドン界隈の当時の状況とシドとの仲について。それと、結局はSex Pistolsで誰が一番儲けたのかという話だった。

    ストーリーとしては、Glenがどのようにしてベースを弾けるようになったのかという話などもあり、文章全体からは非常にマジメで親近感のあるものだ。いわゆる暴露本としてこの一冊が取り扱われていないのも、そのGlenの語り口に理由があるのかも知れない。

    しかし、これらの印象はあくまで訳者の優れた表現を通してのものであるために、実際の感じがどうなのかは今のところ不明である。なのでぜひとも本国版を手に入れたいと考えている。

    私個人にとってこの本は1970年代から1980年代の英国を知るためのよい資料がなかなかない中で、非常によい内容であったと同時に、日本の「失われた10年」と英国の「失われた25年」について考える上でも非常に役に立った。



    『オレはセックス・ピストルズだった』
    グレン・マトロック著
    ピート・シルヴァートン補筆 
    岡山徹 訳
    1992年4月 第一刷発行
    音楽之友社

    ISBN4-276-23482-4