THE WELBECK GALLERY

CONTROLHOMETHE WELBECK GALLERYDIARYPRODUCTSSHOPPING CONTACT



  •  2018年9月 
  • sun mon tue wed thu fri sat
    1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30


    最近のTWG PHOTO

    DIARY LIBRARY

    2010 LATE MISSION EST / BURTON / 2009 / Burlington, VT, USA
    READING AUTUMN 9
    Henry 大量出荷
    すみません。続けてバイクネタですが、、、
    50/50 BREAKER - Japan SMU / GRAVIS / 2009 / Tokyo, Japan

    11/27
    Fri

    靴のお手入れ。最も大切なこととは?
    CATEGORY:GOVERNOR

    なめしの効いたイタリアの靴は足入れもよく、店頭で履いた瞬間にベストフィットとなる。イタリアものは既製品でもそのレベルなので、オーダーなどを試してみると、もはや靴を履いているとは思えないほどのフィットだ。

    それからすればイングランドの既製品の靴は革そのものに大げさな加工は施されていないことが多い。そのため、店頭での足入時は硬く小さく感じ、その瞬間は履き心地があまりよくないもののように感じることもしばしばだ。

    この両者にある差は何か?ひとつは皮革というマテリアルの取扱にある。
    革には一生がある。自然に含まれた油分が徐々に抜け、最終的にはカサカサになる。そこまで来ると革は簡単に裂けてしまう。

    具体的に靴で言えば、徐々に慣れて来て、初期の伸びなどもこの時点で発生。その後、いわゆる馴染んだ状態になる。そこから革自体もある一定の期間は安定している。そしてその間の扱いにもよるが、油分が抜けて完全に裂けてしまうのだ。問題は馴染んだ状態をいかに維持するかということである。

    話を元に戻してイタリアの最初から馴染む靴。これは、イングランドの靴であれば、ユーザーが痛い思いなどをして「慣らす」ことを先に職人がやってくれていると考えればよい。即ち、いきなり馴染んでいるのがイタリアの靴だ。

    問題はその出発点。イングランドの靴は馴染ませる期間もユーザーの仕事。そして馴染む。イタリアの靴は馴染ませる期間がない。なのである靴の一生を見た場合、足入れのよい靴ほど寿命は短い傾向にある。


    さて、靴のお手入れ。
    革の靴の場合、クリーニングと油分の補給が重要だ。よくある間違いとしては、クリーニングにそれほど時間をかけず、いきなり靴墨などで磨く作業に入るというもの。これは、単に汚れと墨を混ぜているだけである。

    重要なのはクリーニング。通常ブラシでよくこする。ブラシは硬すぎるものは表皮にキズをつける危険性があるので、柔らかいものを使って根気づよくこする。この時点で案外泥やホコリが多く出てくることに驚くはずだ。

    そして、それらが完全に除去されたらようやく靴墨の登場となるわけだ。

    写真は私がよくやっている方法。掃除機でホコリを吸い取るというものだ。
    とくにフリンジロファーなど、ブラシではこすりにくい場所が多い靴や、スウェードの靴にはかなり効果があるので、勇気のある方は試して頂きたい。

    繰り返すが、靴の手入れで大切なことは「まず、クリーニング」だ。