THE WELBECK GALLERY

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10/19
Sun

08 AK vs 09 AK - 気になるサイズの話
CATEGORY:GALLERY

道楽です。

何かと話題の「今年のAKアウターウェアのサイズ問題」。
標準的な日本人体型であることや昨今のシルエット事情など、1本2万円以上の高級アウターウェアを購入するのだから、簡単には決められないことも多いと思う。

THE WELBECK GALLERYでは09AKのサイジングを男性の身長175cm以下の場合、ジャケットが街で着ることも考えてXS、パンツは街ではまず着ないのでSということにした。その理由の1つはスキニーまでは行かないが、袴のような太さのパンツは昨今の事情ではないと判断したことと、ジャケットについても「サイズをちゃんと合ったものを着ること」を再度見直してみたいと考えたからだ。

大きめのサイズを選ぶことは、ある意味経済的ではある。特に成長ざかりのお子様なら、すぐに着れなくなる洋服でかなりの金額を投入することは、それこそ式典用のものくらいが一般的。ただ、そんな子供を持つ親御さんでも「サイズがぴったりあった服を着ていることの良さ」はよく認識されている。

しかし、AKを買う人は少なくとも大人だ。大人が「純粋」という意味で「子供の心」を持ち続けることに対しては、私も大切だと考えているが、洋服のサイズ選びはすなわち「見た目」の問題であって、大人のあなたを見ている多くの大人は、あなたが内面にいくら純粋さを持っていたとしても見た目「大人」と認識する。昨今の「サイズ小さめ」や「タイト」「ピタピタ」などは若干行き過ぎだと思えることもしばしばだが、実際に多くの人はそれくらいを意識することで、結局はちょうどよいサイズを選ぶことに成功している。

それだけ、過去10年間はなんでも「デカく」なっていた。これは80年代に見られた一部を極端に誇張する*ものとは明らかに違っている。むしろ、見た目の力強さが特に2000年以降重視された結果である。

さて、写真のお話。奥は売約済みの08AK STAGGER PANTSのMサイズ。手前がたまにギャラリーで展示している09 AK CYCLIC PANTのSサイズ。パンツのパターンそのものが異なるのでちゃんとした比較とは言えないが、この2本。履いてみた感覚、見た目はほとんど同じ。すなわち、今年のSサイズで昨年のMサイズとなっている。

これでもなんとなく太さは残るので、XSも!と思う方もいるかと思うが、そこは要注意。パンツの場合、丈がお店レベルでちょうどでもブーツを履いた際にスソがせり上がってくる可能性がかなり高い。なので、09AKについてはジャケットはXS、パンツはSとした次第だ。


*80年代に流行した極端な誇張とは、ポケットやウエストライン、ジャケットのエリや死語になっているが、「肩パット」など、全体像を決定づけるために一部のパーツに特徴を持たせた傾向のこと。