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01/19
Tue

Stockbridge - 998SKG20J / Dimplex / ?? / Southampton, UK
CATEGORY:GALLERY

英国、Dimplexの電気ストーブStockbridge。このほど三条にオープンしたCafeのテラスにひっそりと置いてあった。

Dimplexはヒーティングに特化した英国企業。会社としての設立は1973年だから、本格的な家電生活の訪れとともにやってきた会社と言える。その点、現在の日本のいわゆる家電メーカーに似た雰囲気を持っている。

私がロンドンに住んでいた時に部屋にはDimplexのそれほど大きくはないサイズのパネルヒーターが置いてあって、冬場は非常に重宝した。なによりパワーがあり、なぜこれひとつでこれほどまでに暖かいのか全く理解できなかった。その理由はいくつかあるにせよ、ひとつ解ったことは、どうもそのパネルヒーターはエアカーテンのような役目を果たしており、窓際でサッと暖められた空気をうまく室内に循環させるような働きをしていたようだ。

さて、写真のStockbridge。製品質量は30キロ。ずしっと重い。通常はかつて活躍した古い暖炉が塞がれたあとに置かれるものなので、逆にこれくらいの重量感が見た目にも解らなければ意味がない。燃料ストーブと違い、熱量に差があるためにどちらかと言えば徐々に暖かくなる。

北米のリゾートなどの客室などでも似たようなものを見かけるが、フェイクではあるものの、リアルに揺らぐ炎は非常に落ち着きのあるものだ。

私自身はどちらかと言えば、石油ストーブ派。Aladdinのブルーフレームには今でも憧れ続けているし、もしそれが使える環境を手に入れたのならすぐにでも手に入れたいと考えている。しかし、最近の住環境は「石油ストーブ使用禁止」などという条件などもあり、なかなか自ら石油ストーブを買うまでには至っていない。

そのためか、塞がれた暖炉の跡にこのStockbridgeを置く気持ちは非常によく理解できる。電気では本当の炎にある暖かさだけではない、独特の使用感を再現することは難しい。しかし、できるだけ近いものをと考えた時、このようなプロダクトに存在意義があるのだ。感情に訴えかける性能。本物ではない炎を見る時、その重要性について再び考えさせられたのである。