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    09/11
    Thu

    Yoyogi National Studium 1st Gymnasium / Kenzo Tange / Japan / 1964
    CATEGORY:GALLERY

    Vasselのクルーにご招待いただき、代々木第一体育館で開催されていた"Rooms"エキシビションに行って来た。

    私自身も以前このすぐそばに職場があったので、なじみといえばなじみだったが、あらためて訪れてみると建物そのものの迫力をこれまで以上に感じることができた。

    東京オリンピックに大阪万博など、1960年代〜1970年代にかけての「気合の入った行事」にあわせて建設された「気合の入った建物」は時代を問わず「迫力」を持っていると思う。

    その理由のひとつには、当時の建築家にはモダンなものに通じるまでの過程において、その直前に生み出された「モダンなもの」の影響をそれほど受けていないということがあると思う。要は「○○にインスパイアされて」という時に、それらはおおよそ素人にはわからない、または一般にはそれほど認知されていないものが多く、プロ同士でしかわからない聖域の中で切磋琢磨があったように思うのである。

    しかし、昨今その事情は変わって来たと思う。
    素人でも「あー○○風ね。あ、解る解る」と言った、少し解説されるとすぐにその原点が解ってしまうようなものが増えて来たのではないだろうか。

    これらは、世の中が豊かになって、一般の人々でもより多くの文献や写真、情報などに触れる事が許されていることにも起因していると思うが、プロが創るものは徐々にわかってくるという楽しさもあるということを忘れないようにしたい。

    丹下健三の代々木第一体育館。NHKの天気予報の前に入る映像として、すぐ隣に隣接するNHK放送センターからの画が有名だが、その画は吊り橋のように屋根を吊る構造がわかるアングルではなく優雅に広がる屋根だけが印象に残る。
    実際、エントランスが吊り橋構造の土台にあるこのアングルは、それだけでここに来た意味があると思わせる。