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06/01
Tue

御池通まちかど駐輪場 (御池通路上駐輪場)/ 京都市自転車政策課 / 2009 / 京都市・日本
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2010年2月5日のDIARYにて、「残念ながらGreen City、京都市内で最も便利な移動方法は自動車である」との旨の記事を書いた。これは中京区を中心とする京都の市街地において、駐輪・駐車を考えた場合、そのスペースは二輪車駐輪場:ほとんどなし、自転車駐輪場:キャパ不足かつ、市による頻繁に実施される自転車撤去作業、時間貸自動車駐車場:もっとも充実しているという事情に基づいたものであった。

そんな中、この春先から烏丸御池周辺の御池通に自転車駐輪場が整備された。この御池通の駐輪場については計画は古くからあったようで正式な広報の発表は昨年10月22日の時点である。

この計画で印象的な事は、100円パーキングの増加による駐車スペース不足の解消事例を上手く採用している点である。放置自転車は市の景観など環境の問題だけではなく、交通渋滞の原因など都市機能にも影響を及ぼすものなのだが、ただ撤去する(ある意味での取り締まり)だけでは真の解決を見ることはできない。問題は、置き場所を用意することであって、この点では雨水を上手く都市から排水するための水路を設けることと似ている。

ただし、自転車と雨水とで状況が異なるのは、雨水はその地域全体に関わることであるが、自転車の場合基本的には自転車を利用する人だけに対策を施さなければならないということである。ここに「受益者負担」という考えがマッチする。

今回の御池通まちかど駐輪場については、受益者負担による施設に対して市税による施設の設置を行っている訳ではなく、この事業を引き受ける事業者を公募するという方法だ。要するに公共事業ではなく、ビジネスとして駐輪場事業が成立するのであれば、この事業そのものは持続可能なものとなる。100円パーキングが増加したのも、それは自動の時間貸駐車場がビジネスとして成立し得たためである。

当然、この方法が100%正しいというわけではない。しかし、実際に生活する者からすれば、「取り締まられたくなかったら歩け!」と言われていたことからすると、大きく進歩したと感じる瞬間でもある。