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    10/04
    Sun

    MDX-G3 / Kenwood Corporation / 2001 / Tokyo, Japan
    CATEGORY:GALLERY

    日曜日の午後。本来休みであれば季節もよいので、窓を開けてバルコニー越しに秋の空を見ながらお茶と読書と行たいところだ。しかし、そういう訳にもいかないので、少しプロダクトについてのお話を。






    バンド、「ベルベル人」のキーボーディスト、T君が来店。今日は何やら心斎橋でそこそこ勝負のかかっているステージがあるとのことで、結構な量の機材とともに現れた。そして、大阪へ向かう途中、ステージに向けた最後の準備ということで、ザ・ウェルベック・ギャラリーでシャツを購入してくださるのだ。Governorとしては非常に嬉しい瞬間でもある。

    さて、そんな彼の機材の中で際立っているのがこちらのMDX-G3。特に名機だとか、そういう訳でもないのだが、彼らのステージを知る者はこの機材が果たす役割の大きさをよく理解している。ベルベル人のステージは最初と最後に事前に録音されたある「朗読」が流される(朗読の中身については秘密。是非とも彼らのステージで確認していただきたい)。それを再生しているのがこちらの機械というわけだ。

    MDX-G3。写真の操作ボタンを見て頂ければその主な機能が理解できるが、ラジオ、カセット、CD、MDというもの。写真中央はMD用のスロットとなる。いわゆるラジカセにさらに2つのメディアを操る機能が追加されたものだ。

    T君との話では、ほとんどMDは使わなくなったとのことだったが、確かにiPodなどの出現により同じような圧縮音源のMDは完全に姿を消した。さらにカセットは古い音源でしか使わない。ラジオは別として、現在この多機能ラジカセは単なるCDプレーヤーとなっているのである。

    よく考えてみると面白い。このMDX-G3が発売されたのが2001年の2月。この頃にはラジオを除き、少なくとも他の3つのメディアが同居していたということの証人のような役割をこの機械は果たしている。

    通常、代替となる技術が定着するととって替わられたものは消え去る。しかし、この時代はそうには行かなかったのである。或は、それぞれの機能に需要があるので、全てを搭載してより広い層の人々から購買対象とされるものを目指したとも言える。

    時代は大きな揺らぎのを繰り返している。ある機能を搭載したものについては、シンプルなものと多機能なものが数年単位で入れ替わりに舞台の中心に立っているのだ。今、私自身がこの多機能さに少し懐かしさを覚えるのは、私の中で完全に定着している「多機能より単機能」という考えに少しゆとりを持たせようとする自分自身なのかも知れない。