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    02/14
    Thu

    振り返り
    CATEGORY:GOVERNOR

    別れ際は「決して振り返らない」というのが、古典的な格好良さとするならば、いちいち「振り返る」ことはあまり格好の良くないことかもしれない。

    木曜日はお休みだったので、久々に自分のための1日とした。
    写真は97年に私が作成したレポート。中国への生産拠点移動問題や、またそこで起きている問題が最近またクローズアップされているが、あらためて海外への技術移転の問題を検証しようということで、昔の「生産システム論」の講義ノートを取り出したら、そのファイルの一番上に提出したレポートが挟んであった。

    私はかつて日本から海外への技術移転の問題に関わる仕事をしていた。
    その仕事の中心的なテーマは現地の人と派遣されている日本人のコミュニケーションということだったが、いつも壁になっていたのは「センス」の問題である。最近ではそのあたりを含めて「DNA」とも呼ばれたりするが、例えば、生産の工程である品質管理においてその「センスの差」が表面化することが多い。

    わかりやすく言えば、日本人的な感覚で言えばNGなものでも、現地の人からすれば「全然OK」となり、品質管理を通過するというものだ。これには、多くの場合厳格なマニュアルを作成し、それを徹底させる。徹底させるために何度も繰り返し同じ状況で訓練を行い、マニュアルを覚えるのではなく、感覚として取り込んでもらうということを行う。しかし、現代の多品種・小ロット生産では、同じプロダクトが永遠と生産ラインを流れているわけではなく、ある特定のプロダクトについてだけ、その感覚を身につけたとしても、すぐに新しいプロダクト、またそれに付随する新たな注意すべきポイントが発生するので、身につけなくてはいけない感覚は、それこそ「総合的」な能力を求められる事になる。今、世界中のモノづくり組織がこの問題に直面している。

    私は別の仕事で韓国でカタチのないもの、すなわちサービスの技術移転を行った事がある。技術的には一級。しかし何かが足りない。そんな人たちとコミュニケーションすることでわかった事は、満足のレベルの設定と言う問題だった。裏を返せば人の欲の問題となるのだが、安易に満足できるだろうというレベルを設定する、つまり一定のゴールを設定することに変に苦労していたのである。お客様には常にベストを尽くす。なぜか?サービスを提供する側もされる側もある意味ゴールはないのだ。とことんつき合うとはこういうことなんだと気がついた瞬間であった。


    こんな感じで部屋にいて勉強をしてみたり、午後は久々にPXを動かしたりと、いい自分のための1日であったと思っている?...そういえばバレンタインだったのねぇ。