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01/08
Fri

2008 CUSTOM 51 Global Spec. / BURTON / 2007 / Burlington, VT, USA
CATEGORY:GOVERNOR

2010ではかつてのJPN FLEXがGlobal採用となり、実質JPN、Global FLEXの差がなくなってしまったCUSTOM。以下は私の個人的な道楽の話なので、できるだけ混乱を与えないように配慮した文章にまとめたい。

スノーボードの長さを選択する場合、基本的には身長を基準にするのではなく、体重を基準にすべきであることは以前にも触れた。これは、ボードの接雪面と体重の関係で考えれば理解しやすいのだが、身近なところで言えばクルマやバイクのタイヤの太さと扁平率を選択することと非常に似た部分も存在する。

まず、ボードの長さはFishなどの特殊なボードを除き、ほぼ長さと接雪面積は正比例する。長いボードを選べば接雪面積も大きくなるので、浮力と安定感は増す。しかし同時に抵抗も増えるため、ボード単体の重量増による若干のスピードアップ分を除き、ボード全体としては良く言えば安定志向。悪く言えば反応は緩慢となる。

しかし、ボードにもタイヤで言うところの扁平率の増減でおこる変化と同じような味付けをすることが可能である。それがFLEXとなる。例えば同じパウダーでもFishとAURAという選択肢が存在する。この2本のボード、特にFish56とAURA62とでは実際のところ接雪面積はほぼ同じではあるが、FLEXが全く異なるボードとなっている。(*便宜上Fishのテーパードシェープによる影響は今回の説明においてそれを考慮しない)

FISHはAURAと比較して硬く、特にボードのセンターおよびテール部分のFLEXは全く異なる。
このため、FISHはその長さを全く感じさせない、実にクイックなボードである。一方でAURAはきき足の底面とバインディングのベースプレート、ボードのコアが完全に面でシンクロし、雪面までもがつながったようなインターフェースと化す。ただし、FISHほどのクイックさはなく、ゆっくりと変化を感じる事ができるというものだ。これは単にAURAが緩慢(緩め)なボードと言っているのではなく、むしろ、AURAに設計当初から与えられたゆったりでかいターンを描くための性能が与えられていることを表している。

この例で説明しようとしているのは、ボードには長さとFLEXというボードのキャラクターを決定する基本的な要素が存在し、その組み合わせをうまく選ぶことが、ボード選びでよりエキサイティングな経験につながるということである。

さて、CUSTOM51。体重62キロの私にとって現行のCUSTOMのベストレングスは54。リゾートで1日遊ぶにはこれ。しかし、あまり無理はしないという前提においてである。ただ、一人でライディングしたり、自分自身を少しPUSHしたいと考える時は少し前のCUSTOM51を選択する。レングスが短く、少し唐突な動きをするボードではあるが現行より少し硬めフレックスにより、54とほぼ同じ安定感+54よりもいくぶん速いスピードが手に入る。

この日はパウダーで浮力不足はあったが、その分はスピードでカバー。(ただし、連続でライディングするので疲れる)十分楽しめた。

ボードを複数所有することはなかなか難しいが、核となるレングスについては2,3本持っていると何かと楽しい。感覚としては、クルマやバイクをとっかえひっかえするのではなく、タイヤの特性を変える感覚に近い。スノーボードも行く仲間や場所によってその時の楽しみ方は多少違って来るはず。コツとしては、「これ1本でだいたい大丈夫」という1本をまず持つ事。そして、少し特性の違うものを自分のすることに合わせて使い分けてやれば、自分の技術の奥深さを再確認することにもつながる。