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    05/24
    Sun

    ローコンテクスト / ハイコンテクスト
    CATEGORY:2015

    いつの間にか冬が終わり、既に初夏になってしまった。

    THE WELBECK GALLERY京都烏丸御池撤退以降、また冬が忙しく(しかも劇的に)夏が比較的ゆっくりした生活を送っているが、この時期になる度に「ああ。恐ろしく1年が早い」と感じてしまう。

    さて、
    私はトイレの写真が好きだ。トイレは特殊な空間であり、ある意味究極の機能性空間なのだが、「水廻り」としてその建物やその所有者の意図や普段の暮らしぶりが最も色濃く反映される場所としても捉えている。

    最近、高機能便器の進化が目覚ましく、トイレに行ってもその操作方法が益々複雑になっているように思う。ま、それだけトイレが多機能になりつつあるということだ。

    今回のトイレ。
    複雑な機能を出来る限りシンプルにまとめようとその苦労の跡が見られるが、
    この「止」「おしり」「ビデ」「音」「流す 大」「流す 小」というボタン。なぜかあまりにローコンテクストだと思ってしまった。

    まさにこのボタンさえあれば一通りのことはなんでもできるのだが、この表記が「指示」なのか「目安」なのか「支援」なのか??などなど、あまりにぶっきらぼうな印象を受けたのだ。

    とは言うものの丁寧さを加えたところで、そられらは少々「まわりくどい」感じも残るし。さて、どうしたものか。

    ここまでローコンテクストになってしまうと、ピクトグラムのような手法でもなんとか代用が効くような気もする。またピクトグラムにすることで記号から機能を予測する愉しみのようなものも提供できるのでは?と期待してしまうのだ。



    さて、
    私は日常の仕事でローコンテクストとハイコンテクストとの間の闘いを日々繰り広げている。世の中、取引先、交渉相手はどれもローコンテクストを求める。しかし、ハイコンテクストでの仕事がしたい。また、ハイコンテクストな相手との深い話をしたい。そう考えていると、いちいちローコンテクストなやりとりにがっかりするのである。

    そんなローコンテクストな相手に「あなたは仕事をしていますか?それとも労働をしていますか?」ときくと、ほとんどの人は「仕事」だと言う。
    しかし、そんなローコンテクストなやりとりは「仕事」の中の会話とは言えないと感じるのである。