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    Fri

    リーバイス。模倣されつづける巨人。
    CATEGORY:GALLERY

    Manchester, Tib StreetのOi Polloiからは新しいLevi'sのストックの準備が整ったとのニュースレターが届いた。写真はそのニュースレターより。Levi'sの72510 / Standart Fit / One Wash Denim。

    マーケティングの中でも有効な?手段の1つとして模倣、すなわち、他のプレイヤーが何らかのイノベーションとともに先に世に送り出したプロダクトに倣ったモノ(プロダクト)を、同じように市場に送り込む方法があることを私達は知っている。

    新製品開発とその市場投入。この言葉に私たちは時に情熱的で非常に前向きな印象を受けるが、実は、新製品は非常にリスクが高い。希望にあふれるプロダクトであると同時に非常に心配なプロダクトであることを特にイノベーションをもって過去に成功している企業ほどよく知っている。
    しかし、誰かが成功しているプロダクトカテゴリーや、誰かが新しく創った市場に自分たちのエッセンスを 加える事で必ず成功すると解っているとすれば、失敗に対するリスクがかなり低いことを既に知っている訳だから、その分あらゆる側面で効率的な方法(ある程度の優位性)を持ってその市場に入っていくことが可能となる。これが、模倣戦略が有効とされる1つの理由だ。

    皆さんもよくご存知のリーバイス。サンフランシスコ(西海岸)に引っ越した企業であって、元々は東海岸でスタートしたことをOi Polloiは丁寧に説明している。このブランドがゴールドラッシュをきっかけにBlue Jeanで成功を納め、そのうちモーターサイクルや学校に通う服としてより北米市場に浸透していったことも皆さんのよく知るところである。

    彼らほど長期に渡って模倣され続けたブランドも珍しい。そもそもこのカテゴリーは彼らが創造したものであるが、デニムの専業ブランドならまだしも、全くデニムと関係のないブランドまでもが正にTシャツでも売るかのようにデニムを売るようになった。それだけ市場規模も拡大したのだが、同時に市場にも多くのプレイヤーが溢れるようになった。その行き着いたひとつの場所が1000円を切る”低価格ジーンズ”の出現でもある。

    しかし、忘れてはならないのは、現在でも業界ではリーバイスの501と505をひとつのスタンダートなパターンとしてそれこそ”模倣”しているし、あるブランドが打ち出した極端なパターンも結局はこの2つのスタンダートに収斂するということである。

    これら実質的な標準を設定した巨人は今でも精力的にデニムで可能なことを世に問い続ける。そのひとつが主要な都市部に存在する彼らのコンセプトストアーだ。1990年代末から現在に至る10年間において、リーバイスを安価で手に入れるのであれば、アウトレットに行けばよいということが一部では半ば常識化しているが、彼らのコンセプトストアーにはアウトレットとは全く異なる雰囲気とそれを構成するプロダクトで溢れている。その内容は一言で言えば価格のことはどうでもよくなるほど、彼らのデニムにかける意欲に溢れているとも言える。