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    京都 - 和と洋のフュージョン
    CATEGORY:GALLERY

    京都、北大路の近くにある昭和初期に建てられた洋館。元々は個人のお住まいである。小路を抜けてパッとスペースが広がる前にこの桜の老木が訪問者を迎えてくれる。




    京都といえば町家の印象をお持ちの方も多いと思うが、実は神戸や横浜にあるような洋式の建物も多く存在する。文椿ビルヂングは大正時代の建築で、木造の洋館という印象だが、写真のものも時代は昭和初期ではあるものの、コンセプトは非常によく似た建物である。

    京都にある昔の洋館にはかならず和の空間もあり、現在の日本に住む人が例えば畳の部屋がたまに恋しくなるような想いに見事に応えてくれる。これは、そのニーズを反映させたマンションにある小さな和室とは異なったテイストであり、マンションの一間が緊急避難的な畳空間の提供であり、そういうものの挿入という考え方に対して、昔の洋館のそれは和と洋の調和を高い次元で達成しようとしていることが決定的に異なる。

    多くの方が中途半端な和室には恐らくうんざりしているはずだ。なので、全てをフローリングにしたほうがマシとも思えて来るのだ。



    このような洋館を保存し、また保存するだけではなく積極的に現代の生活で使おうという試みは素晴らしい。いわゆる現状保存がゴールのものとは異なる古いものとの付き合い。これが究極の道楽のひとつとも言える。

    一気に全てを新しくし、新しい価値を提案すること。またその提案から新しいメリットを享受することは決して悪いことではない。しかし、一旦新しいものに着手しはじめると、いわゆる経年変化が気になって仕方がなくなる。

    私自身は経年変化を非常に好む。それは、それだけの時間が経過しなければ、表には現れない変化であり、新品しか知らない人にとっては未知の世界だからだ。