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    Mon

    3-ply stainless steel 18cm saucepan / LE CREUSET / 1925- / Fresnoy-le-Grand, France
    CATEGORY:GALLERY

    久しぶりのプロダクト紹介。今回は鍋のお話。

    キッチンウェアー一式を含む台所まわりのプロダクトは、システムキッチンを含めて、女性にとっても興味深い「ハード系」プロダクト群であると言える。特に日々の料理に使うものなどは、使う本人に道具としていいものを使いたいという欲求もあるし、また人生の先輩としての母親からも「いい道具の条件」のようなものも伝授されていると聞く。

    今回はフランスのル・クルーゼの鍋を紹介する。
    ル・クルーゼと言えば、多くの人は鋳物のフレンチ・オーブンを想像する。実際に同社のCasserolesは鍋というよりオーブンであり、特に火力の弱い一般家庭でのキッチン環境においては、普通の鍋では達成できない「火の通り」具合を体験できる。難点は重い事。サイズが小さければそれほどでもないが、一般家庭で使い勝手のよい24cmクラスになるとかなりの重量がある。しかし、他の鍋ではできないことをこなす鍋と考えればその重さ以上にメリットは大きい。

    写真の3-plyステンレス鍋は名前の通り3層構造のステンレス鍋であり、これはむしろ、ル・クルーゼ以外のブランドでより開発が進んでいるものと言える。そもそもは保温性能、熱伝導効率などCasserolesで達成していたものを、他社が重量、メンテナンス性などその他の性能で差をつけつつ、Casserolesに基本性能で迫ろうとしたアプローチだ。ル・クルーゼのステンレス鍋。実際には軽く取手の形状や位置などは絶妙で、このプロダクトでは後発である同社の優位性がすぐに解る。

    現在、ル・クルーゼは日本以外の地域でこの3-ply鍋を積極展開している。日本でも直営店などで入手可能であるが、同社として日本市場を見た場合、やっと浸透したCasserolesとある意味対極に位置するこのプロダクトの展開には神経を使うところであろう。


    話を少し戻して、鍋というプロダクトについて。
    鍋を一生のうちで何度買う事になるだろうか?空焚きやひどいダメージなどちょっとした不注意が原因になって使えなくなるパターンを除き、多くの人は長い期間同じ鍋をつきあうことになる。実は料理には本人のセンスと技量とは別にキッチンウェアが料理の楽しさ、味に影響する可能性が大きい。しかし、プロの料理人ではない限りあまり繰り返し買わないものなので、実際にプロダクト選びには、自信を持てる基準が存在しないために常に迷ってしまうという問題がつきまとう。これに対してアドバイスができるとすれば、たとえ他の鍋が5個買える値段であっても、そのよい鍋を買う事をお勧めする。よく鍋の価格を調べていただきたい。高いものと安いもので大きな隔たりがあるものの、高い価格帯のものは平均的な価格帯に落ち着いており、むしろ安い鍋の価格が不安定であることが理解できるはずだ。