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    09/08
    Thu

    支配する者
    CATEGORY:GOVERNOR

    今回の本文と写真は全然関係がない。夏休みの大阪伊丹空港。暗いターミナル内部と外の夏の日差しのコントラストが美しい。




    私が学校を出てまだ駆け出しの頃、会社の重役の方々にいろいろと教えていただいた。その頃属していた組織はあまりに大きく、社内電話をするにも、自分の事業所と部署を言って挨拶しなけばならないほど、組織の隅々まで全員の名前を覚えることなどは不可能であった。なので、会社の重役と言っても大勢いらっしゃって、それぞれ全く異なったタイプの重役さんが各セクションの長として、または株式会社の役員として活躍されていた。

    駆け出しの頃の私はよく失敗もした。そのため、重役さんによっては、本当に親父のようにいろいろと教えてくださる方と、「お前なんか、今ここでクビにできるぞ!」なんて台詞をマジメにおっしゃる方とが存在した。

    この両者の共通点はその組織の支配者であること。強大な権限と重い責任の両方を持ちその重責を担っている。一方異なる点はその人の表現方法である。


    ただ、私の場合は非常に幸運だった。いくら強面な重役さんでも「若いヤツを育てる」という気持ちが常に全面にでており、いわゆる「脅し」ではないということにその時点で気がつけた事などがそれにあたる。


    最近、私の周辺でも会社の重役になった人が多数いらして、それぞれの想いのようなものを聞く機会が多い。そこで面白いことは、先の異なる2つのタイプの方々が今でもちゃんと存在しているということだ。人としては皆さん本当にいい人ばかり。しかし、「重役」というポジションがいざ仕事となった際にその人の表現方法を大きな差をもたらすのである。権限と責任。その圧倒的なインパクトに慣れるのにも時間が必要なのかも知れないが、先月会ったその人とまるで違うという状況に出くわすと、さすがにいろいろと考えてしまうものだ。


    権限と責任がその人を変えてしまう可能性がある。世の中ではごく一般的に知られていることかも知れないが、それを目の当たりにするとなかなか複雑である。