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    Fri

    『統計という名のウソ』ー数字の正体、データのたくらみ
    CATEGORY:2014

    原題:
    MORE DAMNED LIES AND STATISTICS
    -How numbers confuse public issues-

    ジョエル・ベスト(Joel Best)氏による統計の正しい使い方教本。統計で導き出される数字を正しく使うということを指南してくれる一冊であるが、これもすでに原典は10年前、2004年の初版発行となる。

    『こうして統計はウソをつく』から続くベスト氏の統計学入門著作であるが、何よりアプローチが面白い。ここで取り扱われる数字の話は、目標とする結果や世論、方針、意思決定などにどのように統計に裏打ちされた数字を「利用」するか?ということに尽きる。

    すなわち、ある意見があるとして、それがいかに正しいか?を示したい時、人は統計に裏打ちされた数字を使って説明をする。一連の説明の中で使われる数字は基本的には正しいものである。しかし、特定の結果を導き出す数字しかある説明には使われない場合、その説明そのものは正しいのか?というものである。

    例えば、バイクの事故で死亡する確率は自動車の5倍というある結果があるとする。それを専ら、「バイクは危険でありかつ一般市民の財産を奪う可能性がある」という説明に使い、さらに「そのインパクトは実に自動車の5倍である」なんて話をされれば、前知識のない人にとっては「バイクはそういうものなんだ」という話になる。

    しかし、この例に対して「交通事故死の約半分が自動車による歩行者への接触事故が原因であり、二輪車による接触で通行人が死亡するケースは稀」という結果がこの説明に併記された場合、先の説明における説得力はどのように変化するであろうか。

    恐らく、バイクは危ない。しかし、その他人に危害を加えるわけでもなく、あくまで自己責任の範疇であれば、人を傷つけるという観点から見れば自動車よりも安全かもしれない。という意見が形成される可能性がある。

    すなわち、バイクはとにかく危ないという意見を形成したい人は、例に挙げた後半の数字は説明の中ではあえて触れず、前半の数字の説明に終始するのである。


    あなたのプレゼン。このような手法を使ったことは過去一度もないと誓えるであろうか?


    まあ、そういうシビアな話は別の機会にするとして。


    私はバイク乗りである。
    2014年の12月で免許を取得して30年になる。
    ある時は物欲であったり、憧れであったり、夢であったり。
    しかし、何よりも今でも自分自身が日々進化を感じられることがモーターサイクルを通じて私が得られる最も大きなものと感じている。
    それにはいろいろな理由がある。それについてはここでは触れないが、上には上がいる世界で、ひょっとすると自身の技術や経験というものはたいしたものではないかも知れない。しかし、私のこうした積み上げは必ず次のステップに挑戦するということを与えてくれる。行った事のない場所。過酷な条件など。それらをひとつずつクリアすることによりまた次の何かが見えてくる。

    自分でも飽きる、また人には飽きられる。こんなことがかなりのペースで進む中で今でも飽きずに挑戦していられること。私にとってのバイクはそういうものなのである。