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09/04
Thu

消費サイクル
CATEGORY:GOVERNOR

お休みのお話なのでGovernorで。

木曜日はお休みをいただいた。「休み+晴れ」という組み合わせは実に2ヶ月以上ぶり。ということもあり朝からコレクションのSP370 (1978)で少し長めの距離を走った。

写真は近江八幡での1枚。スクラップというかなんというかこの形で2台の軽自動車が運搬されていた。下の白いものは恐らくスズキ・ワゴンR(初代、1993-1998)。上のエンジのものがAピラーからタイヤハウスまでの特徴的な造形からダイハツ・ムーヴ(初代L600型、1995-1998)と思われる。

どのような事情があって、このようなカタチで運搬されることになったのかは不明だが、いずれも約10年前にリリースされた車種である。

日本においては特に80年代中盤以降、自動産業界ではいろいろなマーケティング手法が導入された。「差別化」や「陳腐化」などはそれぞれその戦略の下に実行された手法の数々である。

そもそも「消費サイクル」と「製品のライフサイクル」は異なる。消費サイクルはそのプロダクトが消費されるのに要する時間に関係する。例えばコピー用紙1枚で考えた場合、その時間はごく短い。なので大量のストックを前提にした販売パッケージと価格が設定される。その逆に極端な例を挙げるとすればストラディバリウスなどは、17世紀末から18世紀にかけて製作されたものが今でも大切に使われている。(*ただし、それそものが芸術品とも言われるストラディバリウスをプロダクトと呼べるのかどうかは非常に難しいが)

それとは異なり製品のライフサイクルは市場との対話の中で半ば(場合によっては完全に)意図的にコントロールされるものという認識が現代のマーケッターの常識となっている。簡単に言えば、去年まで新型だったものを旧モデルにすることは次に新しいものを世に出せばよいということだ。

私自身はこれら製品ライフサイクルの設定やそれに向けたR&Dがひとつの成果として、世の中を幸せにするのであればそれはそれで問題がないと考えている。しかし、十分使えるものであったり、十分感動を与え続けられる性能を持ったものをも「古い」や「古いかも?」と思わせる少々行き過ぎた「たくらみ」についてはどうだろうか?

これは、使う側が自分の消費するサイクルをしっかりと持つ事が重要であると思う。その上で最初から永く使えるものを選ぶこと。これができればよいのだ。



と、そんなことを琵琶湖を眺めながらぼんやりと考える時間が、皆さんによって与えられたことを感謝している。

9月4日:総走行距離145km / 消費したガソリン4.9L / 満タン燃費29.59km/L