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    Sun

    あまりにあまり触れられてないのでestとics。
    CATEGORY:PRODUCTS

    6月だったか、estバインディングが初入荷してその際にはプロダクトのコーナーでじっくりご紹介した。初年度という不安なく安心して使えるバインディングであることを確認した上で、実際の使い方や乗り手の好みなどの点からその特性についてお話をさせていただいた。

    さて、11月に入り今度はestのシステムとコンポーネントで機能するicsボードの代表Jeremy Jones51が入荷したので少しまとまったお話をする。

    その前にJeremy Jonesのお話から。ユタ州出身、パークシティーリゾートの暴れん坊という印象で語られる「男」ジェレミーだが、実は熱心なクリスチャンであり友達想いのいい人。ただ、あの風貌なのでマーケティング的には「男イメージで」という話にもなってしまうのもわかる気がする。

    何がスゴいってストリートとデカイ山をどっちもかなりのレベルでこなす真のオールラウンダー的能力と根性+ゆたかなイマジネーション。ある意味想像を超えることをするので、「根性」があると思われがちだが、根性だけではさすがに彼のライディングのマネはできない。要はマネを嫌い、自分の創造に任せてライディングするというポリシーとそのイメージ、それを技術が下支えするという典型的なトップクラスのアスリートに近いものを彼自身が持っている。

    そんなジェレミーのモノへ要求は間違いなく「乗りやすさ」方向。それもあって、BURTON移籍以降発売されたジェレミーのシグネチャーは日本でも「乗りやすい」と評価が高い。

    フレックスと適度なスナップ感は何をするにもきっかけがつかみやすくわかりやすい。直感的にもそうだが、ボードからの情報が非常につかみやすいボードでもある。


    それに搭載されるics(icsは当初バインディングと同様にestと命名されていたが、途中icsに名称変更)システムの最大の特徴は「無段階のスタンス幅調整可能」ということである。無段階調整は人間の感性に近づけたシステムであり、段階によって選択可能なメジャーメント(適度な数値毎に調整できる仕組み)よりも感覚で幅を決めるという方式で使いたい。

    そのためボードに印字されている目安となる数値はあくまで目安であり、実際にこれを本当に活用する乗り手は、センターあるいはセットバックの問題だけは気にするとして、自分で乗ってみてどんどん調子のよかったところに自分でマーキングしていくようなカタチとなる。当然、幅をメジャーで計るなどのことは行うが、それが例えば515.5mmであろうが、587mmであろうが参考程度にしかならない。問題は、フィーリングでもっともよいところが発見できればそれで良いわけであって、その間隔を数値化しても全く意味を持たない。

    これは無段階調整機能を理解する上でもっとも重要であり、そこに刻まれている数字は単に目安でしかないということを覚えていただきたい。(印字されている数字は当然正確だが、設定においては目安でしかないという意味)

    それともうひとつ。無段階になったとは言えボード製造において重要なコアの設計は無段階調整を意識したものにはまだ至っていないことを忘れてはいけない。これだけ書くとなんとなくネガティブな印象だが、別に悪いということではなく、icsのボードにもレファレンス位置(推奨位置)が存在するということである。ちなみにこのJeremy51で推奨幅530mm / セットバック12.5mmである。icsの設定許容がこのボードの場合それぞれ+/−50mmなので最大630mmのスタンス幅の設定が可能だが、あくまで調整可能ということでレファレンスは530mmだ。ということでもっと広いの!とおっしゃる方はレングスを上げるか、FORUM製のものをお薦めする。


    さて、estバインディングとの相性だが、これはさすがにぴったり。むしろestバインディングが使えるボードは今のところこのicsシステムのものしかないためにさすがにしっかりとコンポーネント部分の造り込みは行われている。


    それと、icsボードに通常のバインディングで乗ろうとお考えの方へ。ics用のプレートとハードウェア(ネジ)はボードに付属されているためにボードさえ購入すれば全て揃うという事になる。この特殊プレートと通常のバインディグのベースプレートとの相性については後日ご紹介する。


    icsボード。無段階調整はあなたの感性で調整できる夢のような機構であることを主にご紹介した。ただし、感性の世界では数値は目安であってあくまでも人間のフィーリングが優先されるべき世界。乗り手にも数値ではなく、調子の良いところを探る感覚で乗っていただきたい。

    この技術は「フィーリング」という問題に対して相当なものを投入している。
    .....商品詳細ページ