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GOVERNORの商品説明追記

BOOTS + BINDINGS サイズ調整

BOOTSとBINDINGSはコンポーネントとして機能する。
ブーツからの入力に対してバインディングがその力を伝達する。またボードからの入力に対してはブーツにその情報を伝えつつブーツを支える機能を持つのがバインディングである。お互いがそれぞれ相互補完することによって機能するこのコンポーネントについては、既にそれぞれを別に扱うことは時代遅れである。

BURTONはバーモント州のBURLINGTONに本社を構えてから既にその重要性に気がついており、ブーツとバインディングのチームは常にいっしょに仕事をしてきた。それがCo-Developmentと言う形で一般に知られるのが90年代の後半。現在も変わらず常に共同というより「恊働」して開発を進めている。

それだけにBURTON BOOTSにBURTON BINDINGSという組み合わせは最高のパフォーマンスを発揮する。そうして造られたプロダクトを最終的に乗り手に手渡しをする者として課せられている使命は乗り手にフィットさせること。

以下詳細はFeedbackにて

今回のケース



今回は実際にお客様よりオーダーのあったブーツ「Q」とご存知”雪の女王”「LEXA」バインディングの組み合わせとなった。

乗り手のスノーボードキャリアは5年を超えるが、国内中心で特に決まったホームゲレンデはない。今シーズンは積極的に北海道などデカイ山にも行くとのことでライディングの距離と時間に強い安定感のある「Q」と軽量かつ最も信頼性の高い「LEXA」を選択した。ブーツサイズは6(23.0cm)。バインディングサイズはM。

BURTON BINDINSの外箱にある"RECOMMENDED BINDING/BOOTS SIZING COMPARISON CHART" (推奨バインディング/ブーツサイズ比較表)によればブーツのサイズ6に対しての推奨バインディングサイズはSとMの両方。気持ち的にはSサイズを選択したいところだが、Sサイズを選択した場合、アンクルストラップスライダーの調整幅をめいいっぱい使ってしまうことになり安定感に欠けるので迷わずMサイズを選択する。

サイジング作業1



基本はまずアウトソールの全長に対してベースプレートの全長を合わせることから始める。そのキーとなるのがガスペダルとハイバックローテーション調整用のマウントアジャストだ。

ガスペダルはバインディングのセットアップの際に動きをよくしているのでスッと調整可能。今回は一番ひっこめたところでセット。好みにもよるが、女性の場合Toeサイドのレスポンスを上げたい乗り手の場合はベースプレートの全長を合わせることよりもガスペダルの突き出し量を優先する場合がある。

次にハイバックのマウント位置を調整し、ベースプレート裏側から見た場合ベースプレートのセンターがブーツのセンター位置に来るように調整する。

ただし、このセンター出しも乗り手のスタイルによってわざとかかと側へ下げたセッティングも存在する。重心が高めの場合はかかと側にオフセットさせた方がライディング自体は楽になる。

今回のセンター出しはバインディングサイズがMであることに加え、乗り手のボードのウエスト幅などの情報があるためにボードに対するバインディングのマウント位置もちょうどセンターであることが分かっているためにブーツ、バインディングもセンターとした。そうしておくと乗り手が安定感をさらに欲しがる場合にベースプレートのセンター出しよりもより楽なボードに対するマウント位置の変更でセットが変更できる。このあたりは乗り手との細かい情報交換が決め手となる。

サイジング調整2



ベースプレートが決まったら次にアンクルストラップの調整を行う。

ポイントはバインディングの装着のしやすさとストラップもセンターを出すことである。

ここで女性の場合、今回のケースでSサイズバインディングを選択していると装着はしやすいが、アンクルストラップのセンターが出ない可能性が出てくる。

まずは、デフォルトの位置でストラップのタンとラチェットバックルのアクションを確認する。写真1のようにデフォルトの位置だとタンがラチェットの1段目に引っかからないため、このままオンスンーに出れば非常に手間取ることになる。タンの先端がラチェットバックルからぎりぎり出るか出ないかの位置でセットすればタンの3段目がかかるようにセットできる。当然長さの調整はスライダーマウント位置の変更で行う。

写真2は今回のマウント位置。ここには通常ツールフリースクリューがついているが、それを通常のスクリューに変更する。軽量化とツールフリースクリューを誤操作した場合のネジ山破損からストラップを守ることができる。サイズ調整が出来ているのでオンスノーでここを調整する必要もなく事前のサイジング作業ができていればこのような対処が可能となる。純正で装着されているツールフリースクリューは当然乗り手にお渡しする。ストラップとブーツのアタリが出始めた頃などに上手く使えばまた使用による変化が出てきた時にもスムースに対応できる。また長旅ではスペアパーツとしても機能する。

写真3は調整後のラチェットバックルとタンの関係。この余ったタンの長さの調整がミソ。
長く余らせすぎるとパンツの裾に引っかかったり、最悪の場合タンを折る原因ともなる。

サイジング作業3



アンクルストラップが決まれば次はToeストラップ。
ToeストラップはToeCapに変わってから調整の考え方自体が変わったと考えていただきたい。

ToeCap以前はつま先のレスポンスを確保するために足の指を意識した調整を行っていた。レスポンスを得たければ強くしめれるようにしつつ、リラックスしたければ止まっていればよいというものだった。しかし、ToeCap以降Capの形状でブーツのつま先そのものを固定するようになったために、つま先にToeCapをかけてブーツの前後方向で微妙に調整するという考え方に変わった。具体的にはタンとラチェットを止まる位置までエンゲージさせてその後2、3ノッチバックルを操作するというものである。

このような調整となった今、まずはブーツの先端とToeCapの形状をぴったりと沿わせるということが重要である。その場合、ToeCap位置の調整を目的としてスライダーマウントを調整する。

今回の場合は、スライダーとタンのベースプレートマウント位置をかかと側にセット。次にToeCapを確認し、写真の位置で右左どちらにもズレていなければOK。セットした状態でガスペダル側からToeCapをめくり上げてみてちゃんと固定していれば尚OK。

アンクルと同様マウント位置が決まればスクリューを交換して完了。

サイジング作業4



最後にToe側とかかと側から目で確認してブーツがまっすぐに装着できているか確認する。

かかとがしっかりとベースプレートにくっついていることと、ブーツが左右に傾いていないかを確認すること。ハイバックにぴったりとブーツのアウトソールのかかとが密着していることについてはその必要性はかならずというわけではない。理由はハイバックローテーションなどに手を入れた場合、場合によってはハイバックのかかと部分とアウトソールのかかと部分は必ずしも端から端まで密着しないこともある。しかし、通常はあまりに密着していると逆に違和感があるので、2mmから3mmくらいの余裕がほしいところ。そうすることで雪詰まりなどの影響を受けにくいバインディングセットとなる。

今回のセットで気になるのはToeストラップのタンの余り方。これはもう少し短いものが存在するとありがたいが、デフォルトでこの長さとなっているので仕方のないところである。対策パーツで補うことも可能。

サイジングが完成すると、この状態でしばらく置く。目的はストラップのクセ取りとアタリがついた場合の再度セットアップに備えるためである。


以上がサイジング作業の解説になるが、特にバインディングはサイズの異なるブーツ全てに合うセットでアッセンブリされることは不可能であり、必ずサイジング作業は必要となる。
また、ブーツやストラップのアタリなどによって再度のサイジングも必要な場合も存在する。

こうしたサイジングについてはその目的と方法をセットアップした人から学ぶことが重要であるが、それを基礎にシーズン中に自分のセットを探すことも楽しみのひとつとなったりもする。

先日紹介したバインディングの組み立て作業に加え完全なサイジング。ここまでやってこのコンポーネントは100%に近い実力を発揮する。


特に小さな足、大きな足の方、またセットアップに悩んでいる方にはよい参考になれば幸いである。

男性用セットアップについて



今回のQとLEXAのセットアップの場合、アンクルストラップの問題からMサイズバインディングを選択していますが、男性用の場合はまたことなった状況があります。詳しくは近日中に公開します。

男性のサイズ7、8の方、バインディングサイズの選択において女性のようにかならずMを選択する必要はなく今のところ女性より男性のケースでその選択肢は多いです。

出所:2008 BURTONカタログP.38



バインディングの中でのブーツの動きがわかる写真をBURTONカタログで発見しました。よく見るとアンクルストラップのマウント位置は反発、ホールド重視の一番上。ですが、これくらいの動きをするとベースプレートから完全にブーツが浮いています。(片側だけ)

サイズ調整はこのあたりのことが理解できていないと難しいです。基本的にセットアップするのはニュートラルな位置決め。当然、そこからどんどん動く訳ですから、次には動きを妨げない、または助けるという役割を検討しなければいけません。